ときどき日記(167)タマネギの皮むき
今日もゆで卵が割れた。6個とも割れなかったことがあっただろうか。
お約束通りタマゴサラダを作る。
タマネギのみじん切りを作っているとき、「あー、タマネギの皮むきやらされたなあ」と昔を懐かしんだ。
学校卒業後、一度外食産業に就職した。
下っ端は皿洗いやタマネギの皮むき、サラダ用の野菜切りをひたすらやらされる。
タマネギの皮むきは職員用階段の踊り場でやらされた。
右手にペティナイフ(小さい包丁)を握り、タマネギの頭と根っこの方を先ず切り落とし、それから、ペティナイフの刃を立てて皮をむくのだ。
最初は要領を得ないものだから手でむきたくなり、つい手でむいていると、必ず板さん達に必ず叱られた。
結構大胆にむく。
家庭だと多少色が付いていても料理に使ってしまうが、完全に白くなるまでむかなければならなかった。
少しでも色の付いた部分が残っていると、「煮ても焼いても食えねえんだぞ」と厳しく叱られた。
その時は大変だったけれど、今となっては良い想い出だ。
事務方の先輩に潰されたけれど調理場には良い想い出しか無い。