ときどき日記(347)フリーズドライ技術を使え
昨夜、家内が「どお? すごいでしょ?」と聞くから何だろうと思ったら、みそ汁の具のことらしい。
ほうれん草のフリーズドライが安く売っていたから買ってきて使ってみたということだ。
たしかに家で茹でたほうれん草と区別がつかない。
ともすると高い技術を使って茹でていることを考えると、家庭で素人が茹でた物よりも美味しくできているかもしれない。
これだよ。
私は、常日頃から食の安全保障の観点から食料自給率は100パーセント以上にしなければならないと考えている。
なかなか食料自給率が上がっていかないのは、旬以外にも生産したり、見栄えのため、規格を合わせるためハウス栽培にするなど、露地物に比し手間ひま、コストがかかり、場所が限られるのも一因だ。
あらゆる農産物を露地物にして、なるべく旬に食べるようにする。しかし旬には余剰も出てしまうし、露地物故、見かけが芳しくない物も生産されてしまう。それをフリーズドライにして、出荷調整をする。
ハウスにかけていた設備費、光熱水費は全てタダになる。その分、フリーズドライにする費用にまわせる。
こうすれば、農業への参入も容易になる。見栄えの良くない作物を作ってもフリーズドライで救ってやれれば、捨てずに収入になる。素人並みの技術でも農業に参入できる。
日本の農業人口は少なすぎる。
食の安全保障のためにフリーズドライ技術をもっと普及させて欲しい。