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温室効果ガス削減できっこない

地球のため、全人類、夜は戒厳令(220)
温室効果ガス削減できっこない

「国連環境計画(UNEP)は、各国が策定している温室効果ガスの排出削減目標を達成できたとしても、2030年の排出量は19年比で4~10%減にとどまる」(20241026読売朝刊13-2総合)という。

世界の各国の考えが「総論賛成、各論反対」「地球のことよりも自国のこと」「協調より自国優先」「環境よりも経済」であることが浮き彫りになった形だ。

地球温暖化の原因は、次の3つだと確信している。

一つ目は、国連が言っていることなので一応、二酸化炭素などの温室効果ガス
二つ目は、原子力や燃焼による温熱。温室ガスのことにとらわれすぎて、原発の出す温熱については度外視だ。どの国でも大きな利権だからか。冷却も必要だ。腑に落ちない。発電した電気から出る温熱も馬鹿にできない。
三つ目は、太陽から届く温熱だ。太陽活動が「極大期」に入っているという。低緯度オーロラを引き起こしたり、停電することもあるという。人工衛星にも影響を及ぼし、GPSを狂わせたり、衛星が落下する恐れもあるという。そんな力があるのに、いわばストープがMAXになっているのに、気温には影響を及ぼさないというのは論理的におかしい。

この3つのうち、太陽についてはどうにもならないから、温室効果ガスを減らして、かつ、温熱量を減らすことだけはしなければならない。

ただ、残念ながらいずれも経済活動に連動して増減する。世界経済の総量は今が限界と言うことだ。

人口に応じて経済量を割り当てられれば良いが、後進国は皆と同じぐらい豊かになりたいし、先進国の多くはデフレにあえいでおり、経済縮小などもってのほかだ。

結局、「総論賛成、各論反対」「地球のことよりも自国のこと」「協調より自国優先」「環境よりも経済」になる。これを打ち破ることは絶対に不可能だ。どの国のリーダーも「地球のことよりも自国のこと」「協調より自国優先」「環境よりも経済」を説くし、国民も間違いなくそういうリーダーを選ぶ。

地球温暖化、気候変動は、すべて万策尽いたのだ。

もし救済の道があるとすれば、少なくとも先進国は活動時間を半分にし、経済規模を半分にするしかないだろう。

「地球のため、全人類、夜は戒厳令」なのだ。

さもなくば死を待つのみ。

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