![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114485547/rectangle_large_type_2_8951d7fee70c0195dfe6d1849009107f.jpeg?width=1200)
ときどき日記(449)汚染物質が出るのは後になってから
さっそく新聞紙面では「処理水放出 魚 トリチウム出ず」(2023/8/27読売新聞朝刊13版1面)とタイトルを打ち、魚から放射性物質が検出されず、安全性を強調したが、いま検査しても出るわけがない。
40年前の大学での講義を思い出した。
汚染物質の蓄積に関する講義だった。
結論から言うと、汚染物質は食物連鎖に従って蓄積していくのだ。
プランクトンが汚染物質を取り込む ⇒ そのプランクトンを小型の水生生物が食べる ⇒ その小型水生生物を中型が ⇒ 中型を大型が ⇒ そして海鳥が大型水生生物を食べる。
なぜかその海鳥の名前だけは良く覚えていて、セグロカモメだった。セグロカモメからは高濃度の汚染物質が検出されたと教わった。
この理屈からすると、今は放射性物質汚染水を放出したばかりで、魚を調べても汚染の数値が出るわけがない。
体内に蓄積しない物質なら調べる必要が無いが、調べる必要があるのだろう。
今じゃなく、しばらくしてからの検査の方が大切だ。
そして、海水と魚類ばかりではなく、海底の泥濘も監視すべきだろう。
この講義の記憶があって私は絶対に食べないものがある。
上海ガニだ。
考えただけで具合が悪くなる。
人命・人権・環境を度外視する中国の、陸海問わず、土壌が汚染されていることを考えるからだ。