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40年遅い太陽光パネル設置義務化

地球のため、全人類、夜は戒厳令(156)

「40年遅い太陽光パネル設置義務化」

東京都で太陽光パネル設置義務の条例が議決した。
40年遅い。それも国策でやらなければならなかった。

当時は「太陽電池」と呼んでいた。ローマクラブの「成長の限界」が発表されたり、オイルショックなどで省エネや代替エネルギーが求められていた中で、期待の星的な存在であった。

ただ、値段が高く、もちろん効率も良くなかった。

そういった理由もあって、一般家庭はもちろん、企業ですら「太陽電池」の導入には二の足を踏んだ。

また、設置に当たっては、初期費用だけでも大金がかかり、ペイを実感するのは容易ではなく、「太陽電池」の重量も相当なものがあり、特に一般家庭での設置には厳しいものもあった。

そういった背景もあり、経済的動機が持てず、なかなか商業化できないのであるから、行政が介入して「太陽電池」の消費を促す必要があったであろう。

行政が購入して配布するなど思い切った介入をすることで、メーカーも生産への動機付けができ、新規参入も促され、メーカー間での切磋琢磨も期待できた。

今頃、日本は世界の太陽光パネルを一手に引き受けるような国柄になっていたはずで、国土の全ての建造物の屋根に太陽光パネルが設置されてもいたはずだ。

そうであったなら、山林を伐採したり、農地を潰すこともなかったろう。電力不足で慌てることもなかったはずだ。原発も要らなかったはずだ。

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