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ときどき日記(637)「もうかりまっせ」で判断する関西人

「プロ野球・阪神、オリックスのリーグ優勝記念パレードを担当していた元県民生活部総務課長の男性(53)が4月に死亡していた」(7/24(水) 20:19配信毎日新聞)という。どうやら自殺だったらしい。それも寄付金を集金する担当課長でもあったとのことだ。

脱法めいたことをやらされていたようで、「(県内の)信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った」(同配信)みたいだ。

ご存じの通り、知事は「維新」だ。有権者の多くが維新を推していたから当選した。

私が地方公務員の頃、平成が始まったばかりの頃だが、市街地再開発事業に携わったことがある。木造密集地を再開発ビルに建て替える事業だ。もともと建っていた建物と土地の価値合算と同額のビルの区分を得る事業だ。乱暴に言うと、不動産を償却資産に変えてしまう事業でもある。そのため再開発をためらう者が多く、合意形成は難航する。

しかし、先行事例は関西に多く、関東には少なかった。先輩が言っていた。「関東の人は土地に執着する。でも関西の人は儲かりゃ土地が償却資産に変っても平気なんだよ」と。

関西の人は、儲かりゃ何でもいいのだ。

だから「身を切る改革」で市中に金がばらまかれると勘違いし、維新を推してしまうのだ。

公務員を殺したのは知事かもしれない。それを選んだのは関西の有権者だ。

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