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文字のみのやり取りという文化

こんにちは。
人生とは山あり谷ありです。
完璧な人なんていないのですから、人は誰も分かり合えないということを前提にコミュニケーションを楽しめればよいかと思います。

強い思いのことを信念などと言ったりする事もありますが、信念を曲げようとする力が働くと腹立たしい気持ちになるのは、100人いたら100通りの根底に持っている思想があるからだと私は考えます。

人は思想を話し合っているのであって、正しいものなど存在すらしないのではないかとも思うのです。

私たちが持っている数々の思想。似通った考え方の人はいるでしょうが、全てにおいて同じという訳ではないのは、言うまでもありません。

そして、さらにその思想という域まで踏み込むのは失礼にあたるのではないかと思う訳です。

そのひとつがLINEです。

なぜ人はつながりたがるのでしょうか。そこにも数々の考えが行き来しているように思います。ある人は、何かを売り込みたいから、ある人は自らの考えを知って欲しいから…などなどいろいろです。

 チャットでしかやり取りできない会社

その会社とは、去年の夏くらいからお付き合いさせて頂いているのですが、今どきの企業のあり方がどのように傾いてきているのか私はよくわかりませんが、その会社にはお問い合わせ窓口のような部門が存在しないのです。

私が考えるチャットの問題点

人は話し合う生き物ですから、実際に会えば目の動きや表情などから、いろいろな情報を読み取りながら私たちは日々、様々な人との会話をしています。電話であったにしても、声色であったり、話し方などでも様々な情報を収集することができます。

その上で、チャットだとどうでしょうか。言い回しや説明が不十分だったりすれば、関係悪化になだれ込みます。大事なのは、どちらか一方が不快な気分になった、またはさせてしまった時の対応です。

私がこれまで生きてきた中で、高い確率で言えるのは『感情的になった状態でチャットするとかなり高い確率で破綻します』私がいつも気をつけていることは、不快な
気持ちになった、またはさせてしまった場合は、必ずと言っていいほど音声通話をしなければ高い確率で誤解が生じるということです。もしできないのであれば、そのチャットに何かを畳みかけるように打ち込んではいけません。その場合は、非表示にしてでも距離を取るべきです。

先程の会社の話に戻りますが、チャットでしか対応できないシステムであるせいで、私が悲しい気持ちになってしまったので、その上でお伝えしたところ、《逆ギレされては困る》という返事を返してきたのでした。私はもちろん逆ギレした覚えはありません。悲しい気持ちがさらに深みを増してしまいました。

この文字でしかやり取りできないシステムは本当に問題があると思ったのは、一人ひとりの言葉の認識の違いが顕著に出るという所もそうだと思います。

例えば、何かを『今から送る』と言われたら、どういう風に理解しますか?100人いたら100通りの認識になってしまうのです。このような短い文字列でもです。

私は、『今から送る』と言われたので昨日は、ずっと待っていました。私が考える『今から』は『今すぐ』を意味するので、そういう行動を取ったに過ぎないのです。しかし、相手方は、翌日になってからこう説明してきたのです。

『今から』は文字通り、『今から』という意味で『今日中』ということではない。言葉足らずで申し訳ない。と。

この事でも、文字のやり取りは本当に駄目だと思った次第です。そもそも言葉足らずで申し訳ないのではなくて、文字のやり取りで対応しているから、そうなっているという思想を私は持っています。

 テレビ電話という名の黒電話

その会社は、電話対応窓口というのが存在しないので、チャットかテレビ電話しかないということです。

テレビ電話である場合、いつなら都合がつくかという話し合いをしなければなりません。憂鬱な気持ちを数日引きずるということです。電話という手段があるにも関わらず、それを受け入れていないせいで、これでは黒電話の時代に戻ったとしか思えないと私は思うのです。



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