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「いとし、君へ」から学ぶ  〜暦を超訳するって〇〇〜

いとし、君へ 

を読んだ。
暦って言葉は知っているけど、僕はそれがなにか知らない。
表紙のフラミンゴの目がイッちゃってる。
写真が多いので、持ち上げると重い。
変な本だなと思ったけど、そう感じる本には「新鮮な知識や感覚」が詰まっていることが多い。この本もそうだった。
学びをまとめる。

今回は、すべて一人問答形式でまとめてみようと思う。
what、why、How法をやってみたが、何かしっくりこなかったので
自分に質問し、自分で答える形式に変えてみた。

QもAも僕である。
僕の質問に、僕が答えられるのか。僕が試される。

Qそもそも暦ってなんだ?

A日本で千年以上も使われてきたカレンダー

Q著者のkotoって人は、カレンダーフェチってこと?

Aこの人、暦の言葉に感じちゃったみたい。

Q暦の言葉に感じちゃうって?

A暦では、春・夏・秋・冬をもっと細かく24個に別けた。しかも、それをさらに72に別けちゃった。これは、5日で1つの計算なんだ。
 その別けたときの言葉が、エモいんだ。

Q例えばどんなのがあるの?

A5/10~5/14は 「蚯蚓出」(みみず、いずる。)っていうんだ。

Qエモいか?ミミズ出てくるって、そのままやん。どこがエモいの?

Aそこが、著者の超訳なんだ。
 ミミズに、「仕事と自然」を感じちゃってる。

Qどういうこと?

A著者が言うには

ミミズは、この大地を耕してくれる孤高の職人。
土を掘り進め、枯れた根や葉を食べ、また掘り進める。
ただ生きているだけで、仕事をしている。
自然とは、そういうものだ。

P90

さらに、そこから、こんな詩を引っ張ってくる。

あめ つち ほし そら 
やま かは みね たに
くも きり むろ こけ
ひと いぬ うえ すゑ
ゆわ さる 
おふせよ えのえを なれゐて

「あめつちの詞」

この詩の訳も超訳していて

雨、土、星、空、
山、川、峰、谷
雲、霧、室、苔
人、犬、上、末、硫黄、猿。
すべて枝のように、つながっている。
日に、日に、めぐって、えんになる。
すべては大自然の、仰せのままに。

P91

「蚯蚓出」から、ここまで想像を膨らますってすごいでしょ!

Qじゃあ、なんで、このページの写真はミミズではなくて、猫なんだ?

Aうーん、だから、それは・・・
 大自然の仰せのままにミミズは、この猫に食べられた。それも「えん」ってことだ。

Qそれって、僕の超訳?

Aそう。超訳って楽しいね。

 この著者もそうやって暦を自分なりの完成で読み解いていったんだろう。
 暦を自分なりに読み解くと、毎日が素敵な物語に感じられる。
 季節は、僕らが何もしなくても進む。
 周りの景色や生き物に意識が行くと、その変化や美しさに驚かされ、圧倒され る。畏れすら感じる。
 この本を読むと、今まで見えなかったものが見えるようになるだろう。

 ちなみに、今日は8月4日の深夜。夕方から、突然、雷が鳴り始め大雨がふり始めた。この本によると、8/2~8/6は、「大雨時行」(たいう、ときどき、ふる)である。まさにその通りだと感心した。
 しかし、なぜか、このページの写真は、晴天の満月である。
 なぜ、土砂降りの写真ではないのか?まだ、私には超訳力が足りない。




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