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中之島でアートと歴史を楽しむ!—歌川国芳、ヤノベケンジ、そしてラバーダック

今回は芸術を愛する雲です。

先日、大阪中之島でアート鑑賞をしてきました!
美術館を訪れ、歴史的な建物やアート作品に触れながら、街の風景も楽しんできました。
歌川国芳展、ヤノベケンジの現代アート、ラバーダック、そして大阪市中央公会堂を巡った体験を紹介したいと思います。

巨大アヒルとツーショットです
今回は大阪府大阪市です
淀川の中州のような場所、中之島に来ました
山ガールMIZUHOさんが猫も飼っていて、浮世絵の猫を見学することになりました

ラバーダック:川に浮かぶかわいいアート

淀川沿いを歩いていると、大きなラバーダックを発見!

早朝から淀川に浮かぶ巨大な物体が!

その可愛さに癒されつつも、ちょっと面白かったのが「アヒルなのかヒヨコなのか?」という点です。

雲:「あれは、アヒルなのかヒヨコなのかわからん」
MIZUHO:「ヒヨコはニワトリの子供やろ、全然ちゃう!」
雲:「鳥のヒナをヒヨコという。アヒルのヒナはヒヨコでは?」
MIZUHO:「作者がダックとつけとる時点でアヒルや」
雲:「た、たしかに」

中之島の川に浮かんでいるラバーダックは、その周囲の景観と絶妙に調和していて、思わず立ち止まって見入ってしまいました。大きくてかわいいその姿は、まるで淀川の一部となっているようでした。

オランダの芸術家「フロレンタイン・ホフマン」の作品です。
2007年から国境関係なく世界中の水辺に浮いてきました。
世界の緊張を和らげたいという作家さんの想いが詰まっています

目の前に映る造形作品だけみると、可愛いいと言って通り過ぎてしまいます
作家さんの活動と作品に込めた想いを知ると、ラバーダックが世界から争いを無くすために浮いてると分かれば見え方が変わります

大阪中之島美術館

初めて来ました。古いアンティークな建物を想像してましたが、めちゃ新しいです。

今風の綺麗な美術館ですね
真正面に意味不明な巨大猫が宇宙服着てます

入り口に大きなアート作品が展示されます。
ヤノベケンジの現代アート:「SHIP'S CAT」
現代アートというのは、私は理解しにくいのですが、この作品素直に可愛いです。
それと、どうやって作ったんだろう。
芸術家というのは、大工さんでもあり、彫刻家でもあり、造形者でもあるのですね。
一般人にはこれは造れません。

猫の彫刻作品で、大航海時代に船乗りたちとともに旅をした「船乗り猫」をモチーフとしています。旅を象徴する作品として、人々の旅を導き、地域に福を運ぶ守り神としての願いが込められています
SHIP'S CATには、次のような意味が込められています。

  • 「出発」「希望」「誕生」などの旅を後押しする意味

  • 混迷する世界においても、人々や若者の旅を導く意味

  • 宇宙を航海する未来の希望を予兆する意味

  • 安全や出会いを助ける守り神としての意味

そういえば、私が離島に行ったとき漁船を見せてくれた漁師さんが言ってました。船乗り猫は、船の積み荷や食料、船そのものの躯体をネズミの害から守る、しかも、ネズミによるペストなどの病気の蔓延を防ぐので縁起がいい。

ヤノベケンジの現代アート:巨大な「ジャイアント・トらやん」

ここにもありました、ヤノベケンジさんの現代アート。
「ジャイアント・トらやん」は、顔が赤ちゃんのようで可愛らしいと思いきや、その巨大なボディとお腹の中に操縦するトらやんが入っているという細部に驚かされました。こんな発想を実際に形にしてしまう技術は本当にすごいですね!

めちゃデカいです
コックピットに腹話術のトらやん乗ってます
子供の夢の最終兵器という想いが込められています

巨大ロボット型の彫刻で、子供の守護神として作られました
ジャイアント・トらやんは、腹話術人形をモデルに巨大化した「トらやん」が全身を金属パネルで覆ったメタリックな外観をしています。子供の声に反応して歌ったり、踊ったり、火を噴いたりするなど、子供の夢の最終兵器として描かれています。
実は、このジャイアント・トらやんは、口から火を噴くんです!!
数年前に、新聞に載ってました。
ホンマ、面白いですね

この可愛い顔で、口方から火を噴くのです!

今回2作品しか見てませんがヤノベケンジさんの作品に込めた想いが好きになりました。
たぶん、何も知らずに見たら「ふーん、かわいいね」で終わってました。

私は彫刻とか造形の魅力をちゃんと理解できてないですが。
絵を観て世界観に引き込まれたり、すごい技術力と思うときがあります。
彫刻や造形も、同じよいうに感じればいいのかもしれませんね

面白いことをやる作家さんだなでも、いいのかもしれませんね。

歌川国芳展:歴史と猫の不思議な融合

歌川国芳展では、江戸時代の浮世絵師、歌川国芳の魅力に触れることができました。
私はあまり浮世絵には馴染みない人生です。
西洋画というのか世界史の教科書に出てくる絵を観て育ちました。

やはり印象的だったのは、彼が描いた「相馬の古内裏」と、武田信玄や上杉謙信、そして水滸伝の人物を描いた作品ですね。
歴史上の人物たちは、迫力満点で描かれているのに対し、猫の絵は、今の可愛い猫の書き方ではなく、ある意味ギロリとした目が印象的でした。
猫好きな国芳らしい遊び心が感じられました。

ちょくちょく、女性を描いた絵がありました。
遊郭で働く女性とか描いてます。
歌川国芳は反骨精神というのか、幕府に批判的な絵を描いて捕まったりしてます。

歌川国芳は、江戸時代末期の浮世絵師です

撮影OKだったのは以下の作品です

「坂田怪童丸」:現在でいう金太郎のことだったんですね
「相馬の古内裏」:平将門の遺児「滝夜叉姫」が召喚した「がしゃどくろ」
「見かけハこハゐがとんだいゝ人だ」:たくさんの人が寄ってたかってやっと良い人ができた
「流行猫の変化」:現代の着せ替え人形を思わせる趣向ですね
「忠臣蔵十一段目 夜討之図」:鎖国で西洋異端の時代に西洋の風景画のような手法で描いてます

当時、版画でコピーのように売っていたのも印象に残りました。
一枚づつ描いて売るのもよいですが、こうやって安価で提供できる作品も良いと思いました。

歌川国芳は飼い猫が死んでしまったので、供養してもらうために弟子にお金を渡したら、その弟子は吉原に直行。それがバレて破門にされたそうです。
まあ、破門された弟子が悪いと思いました!
よりによって吉原かー😭

大阪市中央公会堂:歴史を感じるレンガの建物

プラネタリウムでオーロラを観たかったのですが、予約必須で入れず!

大阪市中央公会堂に向かう最中に散策です。
川沿いを歩いていると、車から超ミニスカートの女性2名が降りてブーツを履こうとしてます。

MIZUHO:「あのおねーさんは、生足やね。ヒョウ柄のパンツ見えた」
雲:「マジか! 見てなかった!」
MIZUHO:「この前京都では、ランニングおねーさんのケツを凝視してたくせに」
雲:「いや、今日も見たら、また何か言われそうだから我慢した」
MIZUHO:「何真面目ぶってんねん!」
雲:「見ても怒られる、見なくても怒られる」

大阪のど真ん中で下品な会話を大声でしながら淀川沿いの薔薇を観ながら進むのであった。

大阪市中央公会堂

最後に、大阪市中央公会堂を訪れました。ここは、古いレンガづくりの建物で、歴史的な雰囲気が漂っています。
しかし、会議室などの施設は今風で、古さを感じさせませんでした。
レンガの外観はとても美しく、建物全体に歴史を感じるとともに、現代的な機能も兼ね備えていて、実用性と美しさを兼ね備えた素晴らしい空間ですね!

近くにの淀川ぞいに、色とりどりのバラも植えられています。
建物との調和がとれていてく、心地よい場所ですね。

基本的に写真はMIZUHOさん撮影です。私もこの構図の撮り方好きです。
内部は昔のレンガが残ってます
地下にこういう床暖房設備があったのですね

まとめ

中之島でのアート鑑賞と街の散策は、歴史と現代が交差する素晴らしい体験でした。歌川国芳の浮世絵やヤノベケンジの現代アート、そしてラバーダックのかわいさに癒され、大阪市中央公会堂の美しい建築も堪能できました。大阪の魅力を再発見した一日でした。またぜひ、訪れたいと思います!

長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。

最後に、今回の記事の動画版です。
美術を扱う動画はまだまだ試行錯誤中です。
約9分の動画です。よかったらチャンネル登録といいねを頂けると嬉しいです。

こちらは1分間のショート動画です


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