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【高齢ママの幸せ育児】HEROと赤ちゃん

4歳になり家族の一員として重要な役割を担う娘。今日も切磋琢磨、彼女のできる精一杯の働きを見せてくれた。

その役割とは、ママのHEROだ。

保育園に行く際、園指定のカバンが大きく重いのだけれど、コレを率先して持ってくれる。
4歳の、それも小柄な女の子のカラダには到底大き過ぎて、遠目だとカバンが歩いているように見える。

「疲れたらママが持つから言ってね」
「疲れても大丈夫!ママ腰痛いんでしょ」

ぎっくり腰をして以来、コチラの事情を察してくれる娘。あちこちにガタがきている高齢ママでごめん、と肩を落としつつ彼女の成長に感動すら覚えた。

食後、食器を洗ってくれることもある。

泣いてる弟を瞬殺で笑わせてくれることに関しては、彼女にしかできないし、かなり助かっている。

まさにママのHEROだ。

そんなHEROも、少し疲れると甘えん坊にシフトチェンジし「ままぁままぁ〜」と飼育員の脚に絡みつくパンダの様に、くっついて離れなくなる。
メンタルがやられると、秒でイヤイヤ怪獣に早変わりしたりもする。

4歳の小さなからだの中で、HEROと赤ちゃんが出番を取り合っているようだ。
それは成長の過程でみられる冒険したい欲求と守られていたい欲求が、交互にあらわれるのと似た感覚だ。

親からするとずっとHEROの娘でいてほしいけれど、よく考えてみると、赤ちゃんの彼女を見られるのもあと少しなのかもしれない。

確実に成長していく子供をたくましく感じ、頼りにしている気持ちと、それとともにHEROになりきったら、親離れするんだなぁ…と自分が子供から求められなくなる日を想像し、早くも切ない気持ちを噛みしめる。

ママのHEROは永遠にあれ。
でも親離れはしないでね。(←子離れできそうもない)

明日のこの子はHEROかな、赤ちゃんかな。

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