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シュリンプを間違って水道水に入れてしまった話

初めましての方は初めまして。そうでない方はいつもお世話になっております。

朝霧くもりです。


みなさんシュリンプ飼育は順調でしょうか?
シュリンプって何?という方は以下の記事をご覧ください。

シュリンプを飼いたい人必見!知識・道具・立ち上げ方まで!


さて、シュリンプ飼育を2年以上やってきたくもりですが、先日大きなミスをしてしまいました。

タイトルにもあるように、シュリンプがバケツに入っていることに気づかず、水道水をかけてしまったのです。


しかも、それは生後数週間の稚エビです。

完全にやっちまったと思ったのですが、なんとか今も元気に生きています。本当に申し訳ないことをしたと大反省中です…….。


今回は、備忘録としてその詳細を書いていきます。


事の発端

そもそもの原因は、エビヤドリツノムシです。

エビヤドリツノムシは戴頭類(学名:Temnocephalida)の一種で、その中でも日本のヌマエビと共生するScutariella japonicaの事を主に指します。

生態に関しては今度の記事で詳細に取り上げますが、要は寄生虫です。


つまり、水槽に居てもエビに良いことはありません。

そんなエビヤドリツノムシですが、我が家の30 cm水槽で大繁殖してしまいまして、一匹当たり10~20匹寄生しているという状況になっています。


薬剤を入れるのはちょっと怖いので、少しずつ殻を取るなどで対応していたのですが……

昨日、壁付け水温計にエビヤドリツノムシがびっしりついていました。
そこで、網で水温計ごと掬うことで、一網打尽にしようと考えました。


作戦は上手く行ったのですが……なんと、水温計に稚エビが付いていることに気づかなかったのです。

エビヤドリツノムシと水温計と稚エビが入った網を、洗面台に持って行った、というのが始まりになります。


水道水、直撃

さて、私は取っても取っても湧いてくるエビヤドリツノムシに憎しみを感じていたので、水道水をぶっかけてから流しに捨てようと考えていました。

そして、ミニバケツの上で網に水道水を注ぎました……


その直後、稚エビが網の中を蠢いているのを見つけました。
やってしまった、と気づいた瞬間、手が即座に動いていました。

慌てて水道水から網を上げ、元の水槽にそのまま投入しました。

エビヤドリツノムシがどうかと言ってられません。今は稚エビを助けることが優先です。


さて、ここで反省点が三つあります。

  1.  網を使う前に、水温計をきちんと確認すべきだった

  2.  まずはカルキ抜きした水で様子を見るべきだった

  3.  水道水を多分に含んだ網をそのまま突っ込んだのは早計だった

1,2は言わずもがなですね。

安牌を取る選択はいつ何時も大切です。
特に、取り返しのつかない事をする際は保険をかけるべきでした。

3も実は危ない事をしていました。
結果的には稚エビが助かり、水槽の他のエビに影響が無かったので問題はありませんでしたが……これが農薬だったら全滅でした。


稚エビ、悶える

さて、水槽内に戻された稚エビですが…………

何故か、水面に浮かんでしまいました。


恐らく、一瞬の内に水道水が体の中に入ったのでしょう。
そして、水槽の水の方が比重が重かったため、体が自然に浮いてしまったと考えられます。

5分ほど水面に浮かびながら苦しんでいましたが、ふとした瞬間に水面から水中に落ちました。

そして、壁を掴んで10分ほど腹足をバタバタとさせていました。


一日後、通常に暮らしている様子が確認できました。
本当によかった……。


ちなみに、他のエビには特に影響がありませんでした
また、水槽のバクテリアなどにも問題はなかったと思います。

つまり、一般的に言われている水道水がシュリンプに致命的だという話は、間違ってはいないが修正する必要があるということです。


即死ではないという事実が大切で、今回のように瞬時に対応すれば稚エビでも復活する可能性があります。

水道水はシュリンプに致命的であるが、即死ではない。


以上がこの記事でお伝えしたいことでした。

みなさまもお気を付けください。


〆の挨拶

ここまでお読みいただきありがとうございました!

この記事がどなたかのお役に立てれば嬉しいです。

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それでは次の記事でまたお会いしましょう!サラダバー!!!


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