イワンチョ

大阪市の南部在住です。むかしバックパッカーしていた時、ギリシャ沼にはまりました。 特に…

イワンチョ

大阪市の南部在住です。むかしバックパッカーしていた時、ギリシャ沼にはまりました。 特に好きな作家は、三原順とL.M.モンゴメリです。 特に好きな映画は、「クラッシュ」(2004年作の)、「ガタカ」、「ホリデイ」です。

最近の記事

えほん 「雨の日のはじまり」④

すわって部屋をながめていると、 ママやハーメの分の部屋と食料も用意したことに気づきました。 でも、ひとりぼっち。 かなしくなって、ヨモはドングリパンを3個、布でつつんで外へでました。 #イワンチョ #雨の日 #モグラ #絵本 #創作

    • えほん 「雨の日のはじまり」③

      季節は、秋。 モグラのヨモは、部屋をつくり続けます。 食料もコツコツため続けて。 やっとある日、休憩しようと思いました。 #イワンチョ #雨の日 #モグラ #絵本 #創作 

      • えほん 「雨の日のはじまり」②

        だからヨモは、 今でも雨がちょっとかなしいです。 山へはいって、雨でくずれたりしない場所まできて、 だまって自分の家を掘りはじめました。 #イワンチョ #絵本 #創作 #雨の日 #イラスト #モグラ

        • えほん 「雨の日のはじまり」①

          大雨がふって。 モグラのヨモは、山のふもとまで、 ながされてきました。 ママも友だちのハーメも、いなくなりました。 #イワンチョ #えほん #絵本 #創作 #ほのぼの #雨の日のはじまり

        えほん 「雨の日のはじまり」④

          10月7日

          最愛の作家のひとり、三原順氏の生誕を祝って。 永遠の感謝とともに。 #ガチ勢に捧げるイラスト #三原順生誕祭 #三原順 #JunMiharafanart  #  アーニィ

          えほん 「秋のタネ」⑥

          ホク ホク ホク おひさまの おふとんが  ちょうどいいね だれかに 「ようこそ」って 言いたくなるね (おしまい) #絵本 #創作 #イラスト #猫 #秋 #ゆっくり

          えほん 「秋のタネ」⑥

          えほん 「秋のタネ」⑤

          バンザーイ ! 秋が やって きたよー #絵本 #創作 #イラスト #マレーグマ #柿

          えほん 「秋のタネ」⑤

          えほん 「秋のタネ」④

          ピン ポン ポン ! わあ 秋のタネの 芽が出てきたよ #絵本 #秋 #アナグマ #カエル #創作 #短編

          えほん 「秋のタネ」④

          えほん 「秋のタネ」③

          ピョー ピョー 秋の タネの いきなりの どしゃぶりー ! #絵本 #秋 #雛 #鳥の巣 #創作短編

          えほん 「秋のタネ」③

          えほん 「秋のタネ」②

          あ・・・ やんじゃった みたい #絵本 #短編 #秋のタネ #動物 #イラスト

          えほん 「秋のタネ」②

          えほん 「秋のタネ」①

          おろ? 秋のタネが ふってきたよ #絵本 #秋 #秋のタネ #創作 #短編 

          えほん 「秋のタネ」①

          プリン、食べる?

          ゴリリ・ゴリリ・ゴリリ・・・ 僕の手の先からのびた人の、歯ぎしり。 このせいで、僕はいつも変な時間に目が覚めた。 まだ春が来ないうちに、おばあちゃんが天国へ行った。 知らない人が、僕の手をつかむ。 ディーが、いなかったし。 探さなければいけなかったのに。 僕は大切なものをすべて残して、つれていかれた。 そして、ひとりぼっちで、手の先にだけ、知らない人を感じてくらした。 夜明けの歯ぎしりと、それがひびく部屋の空気だけの思い出。 次に空を見たのは、まぶしかった

          プリン、食べる?

          短編2 『とぷー・とぽん』

           鏡に、私がうつっている。  横では、男が壁に寄りかかってクスクス笑っている。  なん? 気分悪いって。 「お前さー、三角巾をほっかむりしてどーすんだよ」  初対面でお前扱いかよ。まあ、店長だからしかたないか。 「だって、こんなのしたことないし」 「今ドキの高校生は、そーなんかなー。ほら、貸してみな」  あごの下でしっかりくくっていた、レースのふち飾りのある白い布を渡した。  男は、私の後ろにまわって、鏡の中からこっちを見る。ふつーにイケメン。 「そのボサ髪

          短編2 『とぷー・とぽん』

          初note  短編『まつりの日』

          子猫のポンは、とけた銀のように見えた。 真夏の正午。 黒いほどの濁りのない青空も、暴力的な太陽にかすんでいる。 砂が舞う。地表がえずき、吐き出しはじめる。 ガラスのようなツルリとした物体を、次から次へと。 物体は、空気に触れた途端にふくらんでいき、中に色を浮かべ始める。 そうして、風船のように丸くなって、プウカプウカと天へ向かうのだ。 この1年の間に死んで、地中へ沈んでしまっていた魂がすべて昇天する日、が今日。 あの黄色の風船は、チョウチョだったんかな。 そ

          初note  短編『まつりの日』