『祝福二世:信仰を捨てた元統一教会信者の告白』を読んで
統一教会二世として生まれ、熱心に教会活動に勤しんでいた時期もあった元統一教会信者、宮坂日出美さんのノンフィクション『祝福二世』が、なかなか評判のようだ。
私は一年ほど前に、本書の原本ともいえる「カクヨム(WEB小説サイト)」の連載、『カルトとマネロン』(以下、『マネロン』)も読んでいたので、それが書籍化されると知った時は、率直に嬉しく思った。
私が『マネロン』に関心を持ったのは、バリ教(バリバリの信者)だったという著者が教会を辞めるようになった軌跡のようなことが著作の紹介