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交通事故による後遺障害を認めさせるまでの体験記(3)
事故の様態は、車(加害者)と歩行者(被害者=妻)の関係です。加害者の車はセダン型で、薄曇りの午後のことでした。加害者の車がかなりの速度でバックしてきて妻に衝突しました。加害者から死角は存在せず、完全に後方確認を怠った結果の事故です。
事故の衝撃で妻は数メートルほど弾き飛ばされ、車に衝突した際の衝撃とアスファルト上に打ちつけられた際の衝撃で、腰、脚、手に痛みを生じました。救急搬送された病院ではいずれも打撲と診断されましたが、これが後に大間違いだったことがわかります。
救急搬送された病院からは当日帰宅できたのですが、数日して妻の状態が目に見えて悪化してきました。負傷した箇所の痛みがひどく、立っていることすらできなくなり、ほぼ寝たきりとなってしまいました。痛みだけのために寝たきりだったわけではなく、痛み止め薬を飲んでいたものの夜には激痛で何度も起きてしまい、常に寝不足の状態でした。寝不足を補うために寝てはいたいものの、横になると患部を圧迫してしまうというどうしようもない悪循環が待っていました。
腰と脚を怪我したことから立っていることも辛く、かといって寝ていても患部に当たってしまうというどうしようもない状態となり、加えて、手の怪我のせいで片手が使えない状態でもありました。つまり妻はほとんど自分では何もできない状態に陥ったことになります。
当然ながら仕事は事故の翌日から休まざるを得ず、回復の見込みがないことから退職せざるを得なくなってしまいました。
(続く)