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交通事故による後遺障害を認めさせるまでの体験記(1)

これは、妻が交通事故に遭い、一回目の申請では後遺障害が認められなかったものの、自力で異議申し立てを行ったことにより後遺障害が認められた体験記です。異議申し立てをしても認められる確率は数%しかないと言われています。そんな難関をどうクリアしたかを中心にお伝えしていく予定です。

実際、妻が依頼した弁護士さん及びその弁護士事務所において、異議申し立てが認められたのは初めてのことだったそうです。それなりに大きな弁護士事務所であり、交通事故の案件も多く受任しているのにもかかわらず、これまで認められなかったということは、いかに異議申し立てが通らないかの証左になっているでしょう。

なぜそれほどまでにも異議申し立てが通らないかという理由もちゃんとあります。そのことについてもいずれ書いていきます。

そもそも、弁護士がいるのになぜ自力で異議申し立てを行ったかと言えば、弁護士さんにはこれまでの経験から異議申し立てをしてもまず認められることはないだろうという認識があり、初めから諦めムードが漂っていたのが大きな要因です。異議申し立ての仕組みを知ればそれも仕方がないと思われるものの、明らかに障害(歩行障害等)が残っている妻を目の前にしていた私としては、はいそうですかと簡単に諦めるわけにはいきませんでした。

交通事故が原因で歩行が困難になったのに後遺障害が認められない?そんなことがあるのかと思われるかもしれませんが、実はそれが現実なのです。

どんな人であっても交通事故の被害者になってしまう可能性はあります。また、不幸にもすでに事故に遭ってしまった人もいるでしょう。そんな時にこの体験記が役に立てば幸いです。

続く


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