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まさかの肺がん・・・気管支鏡検査

*2023年1月4日(水)
気管支鏡検査のため、普通に1人で電車に乗り病院に来た。
10時に入院受付。
明日はここから初出勤する予定。
5階西の病棟。

まさか2023年の新年をこんな形で迎えるとは思いもよらなかった。
検査は13時から15時の間で始まるらしい。
所要時間は1時間。
その後2時間はうとうとしているらしい。

入院なんて、出産の時以来だ。
検査着に着替えるとポカポカあったかく温められていて細かな心遣いを感じる。

検査に呼ばれるのを待っていると、
なぜかストレッチャーの迎えが来て、乗せられて検査室まで運ばれて行った。
こんなこと初めてなので、楽ちんすぎてちょっといい気分。
マスクの下で、ニヤついてしまった。
ストレッチャーに乗せられて運ばれる途中、
真上に見える病院の廊下の無機質な天井に何か楽しくなること、
書いてあればいいのにって思った。

外来で何度か行った放射線科の中に気管支鏡を撮るところがある。
看護婦さん達は、それぞれ私の目を見て
「大丈夫ですか?」「大丈夫ですからね!」
と声をかけてくれる。

中に入るといつもの内科の先生もいてちょっと安心した。
手早くワサワサといろんな人に手際よく準備されて・・・
髪の毛カバーされたり、心電図つけられたり、いろいろ。
流れ作業のように喉にスプレーされ、
その後あっという間に鎮静剤で眠らされた感じがする。

でも、最後の方で内視鏡の管を抜く間際で目が覚めてしまい、
激しく咳き込んだ。

えーー、事前の説明では、
「気管支鏡検査は、鎮静剤に健忘する成分が含まれているので、
ほぼ覚えてないんですよ。気がついたら病室のベッド、
ということになるかと思います。」って
言ってたじゃん。
話がちがうよー、私、目が覚めちゃったし、こんなに咳き込んだし。
咳き込んだの覚えてるし・・・

病室にもどって、まずは寝た。
鎮静剤からすっかり覚めたころ、夕食。完食。
まあ、内臓系ではないから食欲もある。

夕食後、だるくなった。
熱を測ったら38度くらいある。
「体に侵襲されていますから、半分くらいの方は熱がでますよ。
普通の反応です。」とのこと。

看護婦さんが氷枕を持ってきてくれた。
もう一眠りして目が覚めた午前2時ごろには、熱は下がっていた。

翌朝、早めに退院手続きをしてもらう。
仕事始めに間に合うように。
どうしてそこまでして会社に行くのか?
自分でも不思議だけど、きほん、会社が大好きなのだ。

喉に管を入れたので、声が少しガラガラになっている。
でも、きっと、会社のみんなには、
「酒焼け?」と言われるだろう。
きほん、お酒も大好きなのだ。

こうして何事もなかったかのように、出社した。
この日は賀詞交換会もある。
立食で数時間の会だが、こちらもいつもと変わりなく過ごせた。
その後の二次会も普通に盛り上がった。

年末に受けたPETの結果が、全身光っている状態ではなかったので、
どこか気持ちは落ち着いている。
手術すれば治るってことだよね、と言い聞かせていた。


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