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リーブドマネー 涙の値段〜交通賠償 示談交渉人〜

はじめまして、本日よりこちらで記事掲載させていただきます。

リーブドマネー 涙の値段
〜交通賠償 示談交渉人〜
として、日常生活における比較的身近な自動車交通事故賠償問題(以下、人的損害に関します。)について、今後記事を不定期に掲載いたします。
被害に遭われた方、加害となってしまった方、双方のご参考になれば幸いです。

さて、国内における交通事故はどのくらい起こっているかご存じでしょうか。
報道発表だけでもメディアを通して知られる比較的重大な事故をちらほら見かけることも多いと思いますが…

2023年における日本の交通事故発生状況

  • 発生件数: 約30万5千件

  • 死者数: 2,636人

  • 負傷者数: 36万2千人(うち重傷者2万7千人、軽傷者33万5千人)

発生件数を1日換算すると約836件の交通事故が毎日日本全国のどこかで起きているわけです。
そして、1事故に対して1.6人程度の方が受傷程度の重軽問わず負傷されています。

 交通事故が発生して、ここから交通事故賠償問題に当事者らが直面していくわけです。
 当事者の方の発生した交通事故における立場によって加害側は任意で加入している自動車保険会社に事故報告をすることで示談代行サービスがスタートし、被害側は加害側自動車任意保険会社担当者からの連絡後、その任意保険会社が対応することに同意することで初めて加害側の自動車任意保険会社が示談代行サービスが提供されるわけになります。

ちなみに示談代行サービスは、あくまでサービスであることを知っておきましょう。
ここを理解しておくことで、これから起こりえる交通事故賠償の問題の機序に冷静に対処しなければならない訳に繋がるのではないかと思います。

交通事故賠償問題は個別事情に合わせていろいろなことが異なります。様々な似ている事象(情報)があるのは事実ですが、だからと言ってそのまま同じ答えにならないこともあります。
まず、交通事故で被害側という立場になった時には、治療を優先して、昂ぶる感情を抑制された上で、対処する知識を得ることが重要になるとも言えます。

 交通事故賠償問題に関する書籍や情報は世の中に溢れていますが、加害側の自動車任意保険会社というプロを相手にするわけですから、被害側も惑わされないために同じ土俵に上がれる基礎知識を日本損害保険協会の無償提供されている資料からご覧になられてはいががでしょうか。

仮に加害側の自動車任意保険会社の担当者の説明や案内に疑問が生じることがあった場合や無償提供されている資料と齟齬しているなと感じた賠償、日本損害保険協会には相談に応じてくれる窓口も存在します。

…本日はここまでです。
交通事故に遭われた方やそのご家族は、交通事故で一変した状況に対して至極当然な事ですが感情的になりやすいものです。
加害側の自動車任意保険会社は加害者の代行ではありますが、もちろん当事者では無く、あくまで民間企業でありますので当事者の気持ちを真に理解することは出来ない…基、出来るわけは無いのです。
賠償問題は、民法でも「金銭」と定められています(民法第722条、第417条)ので、とても難しい事ではあると思いますが、感情とは別に必要かつ相当性に基づいた駆け引きの結果が、涙の値段となり、被害に遭われた方の生きたお金(賠償金)になります。
次回は、涙の値段に群がるハイエナたちについて触れてみたいと思います。




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