あべこべの世界
もしもこの世が、「多様性を大事にするのがあたり前の世界」だったら…
ある人はちゃんと自分の意見を言う。空気は読めないかもしれないけど、それを誰も咎めたりはしない。
ある人はおっとりしてるけど、言われた仕事はちゃんと頑張ってこなす。積極性はないけど、だからといってそれを誰も責めたりしない。
ある人は優しくニコニコしていつも皆を見守っている。誰のことも評価したり序列をつけたりしない。
それが当たり前の世界。
そこでは、むしろ「自称、優秀」みたいな、威張っていたり、他人を見下したり、人の心の痛みに鈍感な人がむしろマイノリティで、居心地が悪かったりする。そんな人が没落していく世界。
…いや、実はもうそんな世界はすぐそこまで来ているのかも
そこでは、これまでマイノリティを苛めていた、すばらしく意地悪なその課長は、もうお払い箱。
来年の定年退職とともに、今度は彼が苛められる番だ。
さようなら。
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