腐ったミカン

ドラマ金八先生、大好きで毎週みてました。
その中で、強烈に残っている台詞があります。
それが、「腐ったミカン」です。
不良生徒を腐ったミカンと言います。
子供ながらに、その言葉は、私にとって衝撃的でした。

そんな中、金八先生は、
「腐ったミカン」と言われた生徒の加藤くんのことを
「加藤はみかんじゃないんです！」と言います。
「われわれはみかんや機械を作っているんじゃないんです、人間を作っているんです。」と言います。
前の学校で教師から、腐ったミカンとして排除された加藤くんのことを、金八先生は加藤は腐ったみかんじゃないと言い放った。
やっぱり、金八先生は、いい先生だ！凄い教師だ！
と思ったことを憶えています。

腐ったミカンには、腐ったみかんが一つでもあると箱の中のみかんがダメになってしまう。箱の中のみかんを助ける為には、腐ったみかんをつまみ出さなければならない。そんな意味合いがあります。

アメリカには「腐ったリンゴは隣を腐らせる」という、ことわざがあります。

でも、私は、腐ったみかんも、みかんはみかんだと思うんです。
金八先生は、どんな生徒も見捨てたりしなかった。
大切に考えました。
それが、私はとても嬉しかったんです。