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明日が本当に最後

タイトルに、明日が本当に最後なんて書いてしまいましたが、これは、私の父の運転最終日という意味なんです。
何十年と運転をしてきた父が遂に明日、運転最終日を迎えます。
明日、車屋さんに車を売却することになっています。
何だか考えただけで、感慨深くなります。

昭和の時代、角ばったブルーの車のボンネットに乗せられて写真に写る小さな私、それを撮影したのは、若き日の父でした。

あれから数十年と時は経ち、
折角運転免許を取得した娘は、ペーパードライバーに。

そんな娘に代わり、父は孫を乗せ、娘を乗せ、
私達が行きたいというところへ何も言わずに運転をして連れて行ってくれました。

優しい父は、いつも何も言わずに笑顔で、
車を出してくれました。

月日は経ち、
そんな父も高齢者ドライバーになりました。

「お父さん、もうそろそろ、免許を返納した方がいいんじゃないの」の言葉に、もう少しだけ運転しようと考えていた父も考えを改めて、返納することを決意してくれました。

今となっては、優しい父には感謝しかありません。
孫がここに行きたいと言えば、行きたい場所へ車を走らせてくれました。

お父さん、長い間、運転お疲れ様。
私達は、じいじが運転してくれたから、
行きたい所へ随分と行くことが出来ました。
本当に感謝しています。
いつも安全運転で、私達は安心して乗ることが出来ました。

明日で運転は卒業だけど、
これからは、◯◯さん(私の夫)が、車で色んな所に
連れて行ってくれるからね。
一緒に色んな場所へお出掛けしようね。
それには、まだまだ元気で居てもらわなきゃです。




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