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不便をどれだけ許容できるか。失敗しない地方移住のすすめ(第0回)

どうも。「いそいそ」と申します。
新聞記者を辞め、現在、北海道のスポーツクラブで働いております。
平日毎朝投稿の8日目、これまでの投稿を振り返りました。走り書きの尻すぼみといった感じです。やはり素人に早朝だけの執筆は難しいのか。もっとほかの方の記事を読む必要がありますね。

今回は、「地方移住」について書いていきたいと思います。
近年、首都圏の若者を中心に、地方でスローライフを送りたいという気運が高まっているそうです。
一方、そんなものは幻想だとして、田舎暮らしのつらさを書いた記事も見られます。
実際のところ、どうなのか。僕なりの考えをまとめてみようと思います。


移住の前に経験をしておこう

結論として、いきなり移住するのはあまりおすすめはできません。一度、移住したい土地、あるいは同程度の田舎を訪れてみるのが良いでしょう。できるなら、数日間滞在したい。移住と旅は違います。その土地の住民となるのです。「どれくらい暮らしの不便さを許容できるか」がわからないのが移住を難しくする要因だと思っています。

僕の住む町には、大手スーパーがありません。生鮮食品を売る商店は大手スーパーと比べ、単価が高く設定されています。コンビニは各地区に1つずつありますが、午後9時には閉店。通勤や外出には車が必須です。マンションなどはなく、築年数の長いアパートばかりです。盲点だったのは、宅配便。時間指定不可地域として設定している業者が多く、いつ届くかわからない荷物を待たなければいけなかったり、そもそもネット上で宅配日時を変更することができないなんてこともありました。
こういった風に、確実に都会より不便になるのです。移住を考えている人には「住民になる」という視点を大事にしてほしい。

一度、お試し移住をしてみるというのが良いでしょう。最近では、公営住宅を使ってお試し移住ができる自治体も多い。

不便になったとしても地方移住をするメリットとは

1年間札幌、大学4年間盛岡に住んでいた経験がありますが、子供時代は人口1万人程度の地方で育ちました。片道6キロ毎朝自転車で高校に通学するなど、ある程度「田舎の不便」を知っていました。そのおかげか、今の生活も苦しくはありません。

チャレンジングな行政、多くの移住者、空港や札幌に近いといった地理的優位性、これらが組み合わさって、自治体の大きな変革と成長を感じています。困ったことがあれば助けてくれる暖かな住民付き合いもあります。
何より、不足があるからこそ、工夫するし、考える。僕は、何もかもが揃い、満たされた都会暮らしより、不足だらけの田舎暮らしの方が物事をよく考えられるようになりました。もやもやしていた頭も、ここ最近はクリアです。静かな自然の中でこそ、磨けるものがきっとあります。

リモートワークや独立起業が盛んになり、地方の存在感は高まっています。そうした取り組みを支援する自治体もあります。田舎だからこそ、埋もれずにビジネスを磨ける可能性も秘めている。
これから移住する人、移住に興味がある人、地方移住は大きな決断となりますが、その価値は保証します。移住後の生活をどれだけ解像度高く想像できるか、そのためにも、一度足を運ぶ。

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