![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/132475779/rectangle_large_type_2_385581d91ce4cbaa44999385dec52e79.jpeg?width=1200)
STEVE KHAN スティーブ・カーン EYEWITNESS
アンソニー・ジャクソンという重要無形文化財
![f:id:zawinul:20200606224858j:plain](https://assets.st-note.com/img/1704682156-Dsw01cvNfB.jpeg?width=1200)
アンソニー・ジャクソンを初めて生で聴いたのは、
ニューヨークの小さな狭い、ジャズクラブで行われた、
ジョン・トロペイとのギグだった。
1メートルくらいしか離れていない、
かぶりつきの席で聴いたアンソニーは、
いつも変わりなく、アゴを前後に出し入れしながら、
心地良い基底フレーズを淡々と刻んでいた。
いつ聴いても変わりのない、正確無比なプレイでありながら、
とてつもないグルーブ感のある演奏にやはり圧倒されたことを思い出す。
このスティーブ・カーンの1981年に制作された
「アイ・ウィットネス」は、
そんなアンソニー・ジャクソンというアーティストの力量とその魅力を
思う存分、引き出し、味わうことのできる傑作である。
ずっとベース音だけに集中して、聴いてみて欲しい。
長年の鍛錬と経験、そして天性のリズムメイキング、
その匠の技は、われわれに、エレクトリックベースの限りない魅力を
あますところなく伝えてくれるはずだ。
Steve Khan : Guitar
Anthony Jackson : Bass Guitar
Steve Jordan : Drums
Manolo Badrena : Percussion
01. Where's Mumphrey?
02. Dr. Slump
03. Auxiliary Police
04. Guy Lafleur
05. Eyewitness(for Folon)