【ショートショート】#虚構のいいね
この作品はフィクションです。
実際の団体や人物は関係ありません。
「素敵なディナーですね!」
「センスあるなぁ!」
とSNSには賞賛のコメントがずらり。
俺の写真は豪華な料理と自信満々の笑顔に彩られ、いいねが増えていく。
けど、現実はファストフード店の席で冷めたポテトとにらめっこ。
豪華な背景は、フリー素材と頑張った加工の成果だ。
画面に並ぶ「いいね!」を見つめながら、俺は心の中でぽつりとつぶやく。
「…誰か、本物の『いいね』をくれたらいいのに」
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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