佐藤直哉(Naoya sato-)

ストーリー作り(特にショートショート)を趣味にしている物書きです。 動画やブログでもス…

佐藤直哉(Naoya sato-)

ストーリー作り(特にショートショート)を趣味にしている物書きです。 動画やブログでもストーリーをお届けしています。⇒https://koyotecreativestudio.com/ フォロー、スキで応援していただけますと励みになりますので、ぜひよろしくお願いします!

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  • 映像で読むショートショート

    ショートショート小説を動画にしたものです。

  • ショートショート

    短編小説の中でも特に短いもの(だいたい800文字前後)をまとめています。

  • 【ショートショート】毒シリーズ

    「人生にもっと毒を」をテーマにしたショートショート小説です。

  • 物語の彩り(少しだけ長めの小説をまとめています)

    小説(短編、ショートショート)をまとめたマガジンです。

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【ショートショート】不老不死のビジネス

この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 未来社会で、不老不死の薬「エターナルライフ」が発売され、人々は歓喜に包まれた。 永遠の命を手に入れたかに見えたが、その裏には恐るべき副作用が潜んでいた。 細胞を修復する際に激痛を伴い、その痛みが永遠に続くというものだった。 街中には「この痛みがずっと続くなんて!」という悲鳴が響き渡る。 研究者の一郎は、自身の責任を痛感し、解毒薬の開発に取り組むことを決意した。 しかし、会社の方針は利益優先であり、C

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      【ショート劇場】名刺だけの男【朗読/機械音声】

      【あらすじ】 カタオカは名刺集めを成功の証と信じ、ビジネスカンファレンスで100枚を目指す。しかし、集めた名刺が次々と消え、残るのは一枚の白紙。 その瞬間、彼は真の意味に気づく。 ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

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        【ショート劇場】鏡の中の運命【朗読/機械音声】

        【あらすじ】 ジョンは毎朝運命の変化を願うが失望し続け、マリーは変わらない日常の中で静かな幸運を見つける。 運命は心の持ちよう次第。 ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

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          【ショート劇場】引き寄せられたのは孤独【朗読/機械音声】

          【あらすじ】 タナカは「引き寄せの法則」を信じ続けるが、成功どころか孤立が進む。 果たして彼が本当に引き寄せたものとは…? ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

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        【ショートショート】不老不死のビジネス

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          150本
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          【ショート劇場】理想の味はどうですか?【朗読/機械音声】

          【あらすじ】 完璧な女性との理想のディナーが、現実の厳しさを突きつける瞬間に変わる。 果たして「理想のプリン」の味は? ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

          【ショート劇場】理想の味はどうですか?【朗読/機械音声】

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          【ショート劇場】理論的な見送り【朗読/機械音声】

          【あらすじ】 「最初に出会った相手を見送ると、次こそが本命…」 そんな妙な理論を信じ続けた結果、彼が気づいた真実とは? 運命を追い求める男のすれ違いと気づきのショートストーリーです。 ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

          【ショート劇場】理論的な見送り【朗読/機械音声】

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          【ショート劇場】続ける理由なんて、ない【朗読/機械音声】

          【あらすじ】 限界を感じる青年と、何十年も同じ道を歩き続ける老人。 続ける意味を問いかける青年に、老人が語る「哲学」とは? ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

          【ショート劇場】続ける理由なんて、ない【朗読/機械音声】

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          【ショート劇場】正義の値段【朗読/機械音声】

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 小説を動画にしたものです。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

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          【ショート劇場】データに無い幸運

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

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          【ショートショート】感性プログラム

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 AIが音楽業界を支配する時代。 「AI音楽コンテスト」が開催され、参加者たちは「人間の感性が勝つ!」と息巻いていた。 結果発表の日、優勝したのは「人間が作った」とされる曲。 「やっぱり人間の感性だ!」と審査員は絶賛。 しかし、実際その曲もAIが生成したものだった。 ただ、提出者の名前が人間なだけ。 「感性?それもアルゴリズムの一部ですよ」 AIは次のヒット曲を無表情で生成しながら、ほんの一瞬、画

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          【ショートショート】繁栄の廃墟

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 かつて賑わっていた村は、隣町のテーマパークができてから急速に衰退した。 村長は、これ以上の手はないと覚悟を決め 「村を廃墟にして観光客を呼び戻そう」 と提案した。 村人たちは戸惑いながらも、他に選択肢がないと理解し、計画を実行することにした。 古びた建物を意図的に朽ちた風に改装し、村全体を「廃墟」として売り出したのだ。 計画は大成功し、廃墟ツアーは話題となり、観光客が再び村を訪れるようになった。 村

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          【ショートショート】伝統の舞

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 村の神社で毎年奉納される伝統の舞が、舞い手の老婆が病に倒れたことで途絶えそうになっていた。 祭りの日、突然現れた若い女性が「私が踊ります」と申し出た。 彼女の舞は驚くほど完璧だった。 動きは一分の狂いもなく、まるで機械が正確に時間を計算したかのようだった。 村人たちはその美しさに息を呑んだが、村長は違和感を覚えていた。 彼がこれまで見てきた舞には、たとえ不完全でも、人間らしい揺らぎや温かさがあった。

          【ショートショート】伝統の舞

          【ショートショート】無効な選択

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 選挙の日、彼は灰色の空を見上げ、胸の中で小さな不安が芽生えるのを感じた。 冷たい風が吹き付けるたびに、その不安は少しずつ膨らんでいく。 友人たちは「どうせ何も変わらない」と言い、彼を軽く見たが、彼は一人投票所へと歩みを進めた。 投票所で用紙を手にしたとき、紙の感触がいつもと違うことに気づいた。 少しざらついていて、そしてどこか湿り気を帯びているようだった。 ペンを走らせると、インクが紙にじわりと染み

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          【ショートショート】母の時間外労働

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 「もう時間がない…!」 彼女は息子を保育園に預けると、焦りを隠せないまま会社へと駆け込んだ。 デスクに着いた途端、上司が時計を見ながら「忙しそうですね」と嫌味を言ってきたが、彼女はただ無言で作業に取り掛かった。 その日の午後、保育園から電話が鳴った。 「お母さん、息子さんが『毎日おばあちゃんと遊んでる』って言ってるんですが…」 「え?」 彼女は驚きながらも、すぐに母に電話をかけた。 「お母さん、

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          【ショートショート】紙の本 vs 電子書籍

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 静かな図書館。 紙の本を手にした老人と、最新の電子書籍端末を持つ若者が向かい合っていた。 「紙の本には、歴史の重みが詰まっているんだ」 と老人は言った。 「この香り、手触り、ページをめくる音…それが本当の読書体験だ」 若者は肩をすくめ 「まあ、それもいいけど、この端末には千冊が収まってるんだぜ?どこでも読めるし、重さなんて気にならない」 と得意げに反論する。 老人は目を細め 「千冊か…だが、その未来

          【ショートショート】紙の本 vs 電子書籍

          【ショートショート】割れた日常

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 毎朝、鏡を覗くたびに、僕の顔に新しいヒビが見つかる。 それは、まるで僕の内面が滲み出しているように、静かに、しかし確実に広がっている。 仕事のストレスが少しずつ僕を蝕んでいるのは、もう否定しようがない。 それでも、会社を休むわけにはいかない。 僕はいつものようにネクタイを締め、無表情のまま家を出た。 オフィスに着くと、上司が目を細めて僕を見た。 「遅刻か。理由は?」 僕は冷静に答えた。 「顔に

          【ショートショート】割れた日常