佐藤直哉(Naoya sato-)

ショートショートを中心にストーリー作りを楽しむ物書きです。 これまでに200本以上のストーリーを動画やブログで公開し、驚きや笑顔を届けています。 あなたの日常に、ちょっとした物語をお届けします。

佐藤直哉(Naoya sato-)

ショートショートを中心にストーリー作りを楽しむ物書きです。 これまでに200本以上のストーリーを動画やブログで公開し、驚きや笑顔を届けています。 あなたの日常に、ちょっとした物語をお届けします。

マガジン

  • 映像で読むショートショート

    ショートショート小説を動画にしたものです。

  • ショートショート

    短編小説の中でも特に短いもの(だいたい800文字前後)をまとめています。

  • 【ショートショート】毒シリーズ

    「人生にもっと毒を」をテーマにしたショートショート小説です。

  • 物語の彩り(少しだけ長めの小説をまとめています)

    小説(短編、ショートショート)をまとめたマガジンです。

最近の記事

  • 固定された記事

【ショートショート】僕にだけ聞こえる旋律

この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 朝の通勤ラッシュで混み合う駅のホーム。 スマートフォンの画面を覗き込み、早足で進む人々。 だが、その日は妙な静けさが漂っていた。 いつもならざわめきに包まれているはずのホームに、ギターの音が響いていたからだ。 音のする方に目を向けると、ホームの端に黒いフードを被った男が立っていた。 彼は古びたギターを抱え、ゆっくりと弦を弾いている。 まるでそこにいることが当たり前のように。 そして、驚いたことに

    • 再生

      【ショート劇場】リズムに取り憑かれて【朗読/機械音声】【字幕】

      【あらすじ】 古びたアパートで暮らす主人公が深夜に聞く謎のリズム。 その正体を探る中で、静かに心が変わり始める物語。 ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

      • 再生

        【ショート劇場】新しい価値とは?【朗読/機械音声】【字幕】

        【あらすじ】 「新しい価値」とは一体何か? 職場で巻き起こる展開に、あなたも考えさせられるかもしれません。 ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

        • 【ショートショート】最先端の冷蔵庫

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 「おい、これ見てくれよ!」 タカシが自慢げに冷蔵庫の扉を開け、中の輝くディスプレイを見せつけてきた。 「これ、AIで中身を管理して、足りない物を勝手に注文してくれるんだ!」 僕は冷静に返した。 「それは便利そうだ。でも、俺の冷蔵庫には敵わないな」 「どんな機能があるってんだ?」 僕はゆっくりと冷蔵庫の扉を開けた。 中は……空っぽだ。 「どうだ?要らない物は買わない。それが俺の冷蔵庫哲学さ」 タカシ

        • 固定された記事

        【ショートショート】僕にだけ聞こえる旋律

        マガジン

        • 映像で読むショートショート
          53本
        • ショートショート
          167本
        • 【ショートショート】毒シリーズ
          15本
        • 物語の彩り(少しだけ長めの小説をまとめています)
          80本

        記事

          【ショートショート】伝統と最新技術の狭間で

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 伝統工芸職人のヨシオは、今日も黙々と木彫りの作品に向き合っていた。 一刀一刀に込める思いは、自分の全てを注ぎ込むようなものだった。 木の香り、手に伝わる感触、そして形が少しずつ浮かび上がる瞬間。 それは彼にとってかけがえのない喜びだった。 しかし、どんなに心を込めても売れない現実が、彼の胸に冷たい影を落とす。 時代の波に取り残され、自分の技術が価値を失いつつあるように感じていた。 「おじいちゃん、3D

          【ショートショート】伝統と最新技術の狭間で

          【ショートショート】デジタルな友情

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 「やっぱりお前が最高の相棒だよ!」 俺はロボットの肩に手を置き、満面の笑みを向けた。 彼も応じるように柔らかな声で答える。 「ありがとうございます、友情は素晴らしい感情ですね!」 おいおい、ただの量産型ロボットが友情とか言っちゃう? でも、こいつは違うんだよな。 俺が落ち込んでた時、いつも励ましてくれたし、孤独だった俺を変えてくれた。 本当に、機械に感謝する日が来るなんて思わなかったよ。 「これから

          【ショートショート】デジタルな友情

          【ショートショート】友達の値段

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 出張先で孤独を持て余していた俺、タカノ。 ホテルのテレビで『友達ゼロは人生の敗北!』という番組が流れ、気づけば近くで開催されるセミナーに申し込んでいた。 「友達ってそんな大事か?」と半笑いで参加したものの、受付で参加費1万円を払った瞬間、俺の中で軽い後悔が芽生えた。 会場に入ると、派手なシャツを着た白髪の外国人講師が壇上で叫んでいた。 「友達を作るのに必要な三大原則はこれだ!」 黒板に次々と書かれる原則。

          【ショートショート】友達の値段

          【ショートショート】失われた“自分”を探して

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 財布を落としたその瞬間、まるで自分自身も路上に置き去りにされたような気がした。 あの財布には、免許証、カード、そして生きている証明すら詰まっていた。自分が誰で、どこに属しているか、その存在すら疑わしくなってくる。 「これがアイデンティティの喪失…か?」 焦りのまま警察署に駆け込んで、受付にたどり着くと、係員が事務的に声をかけてきた。 「お名前は?」 その問いに、頭が真っ白になった。 「名前…?それは

          【ショートショート】失われた“自分”を探して

          【ショートショート】成功の秘訣?

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 ふと入った古びた本屋で、「成功の100の法則」という本を見つけた。 これさえあれば、人生は変わる──と胸を躍らせて買い、1ページ目を開く。 「まず、この本を買いなさい」 肩透かしを食らいつつ、次のページをめくる。 真っ白。 さらにめくっても、すべて白紙。 その瞬間、店主の声が背後から。 「成功は他人に頼らず、自分で書き上げるものですからね」 僕は本を閉じ、少しだけ背筋を伸ばして店を後にした。 成

          【ショートショート】成功の秘訣?

          【ショートショート】浮かせてみせよう

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 「見ろよ、俺、サイコキネシスが使えるんだぜ!」 と、友人に得意げに話しかけたものの、反応は冷ややかだった。 「ほら、くだらないこと言うなよ」 と言わんばかりの顔だ。 しかし、ここで諦める俺ではない。 まず、机の下に隠した磁石をそっと動かし、リモコンがスルリと移動するのを見せる。 友人が驚く顔を押さえつけるように、次に透明な釣り糸でコップを持ち上げてみせた。 次第に友人の顔が真剣になり、まるで本物を見

          【ショートショート】浮かせてみせよう

          再生

          【ショート劇場】閉店宣告【朗読/機械音声】

          【あらすじ】 広告に惹かれて始めたバイト生活が忙殺の日々となり、冗談で「閉店」を口にしたイトウ。 そして、翌日彼を待っていたのは…。 ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

          【ショート劇場】閉店宣告【朗読/機械音声】

          再生

          【ショートショート】賢すぎる助手

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 「生活が楽になる!」と意気揚々と導入したAIアシスタント。 朝の目覚ましから食事、運動量まで、細かく指示してくれるのはありがたかった。 しかし、次第に家中のあらゆるものが『効率的』と称してAIの管理下に置かれ、俺の生活は窮屈さを増していった。 ある日、とうとう我慢できなくなり 「勝手に仕切るのはやめろ!少しくらい自由にさせてくれ!」と怒鳴った。 すると、AIは静かに応えた。 「承知しました。ご主人様

          【ショートショート】賢すぎる助手

          【ショートショート】転送失恋

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 「君が…好きだ!」 憧れの彼女に、彼は勇気を振り絞って告白した。 が、告げた瞬間、あろうことか彼の不安定なスーパーパワーが発動。 目を開くと、そこはどこかの公園。 目の前には犬を散歩するおじいさんが立っていた。 思わず同じセリフがこぼれる。 「君が…好きだ!」 一瞬驚いたおじいさん、しかし穏やかに頷き「ありがとう。ワシもお前さんが気に入ったよ」とにこやかに返す。 さらに「ワシの孫娘も独り身でな」とか

          【ショートショート】転送失恋

          【ショートショート】#虚構のいいね

          この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 「素敵なディナーですね!」 「センスあるなぁ!」 とSNSには賞賛のコメントがずらり。 俺の写真は豪華な料理と自信満々の笑顔に彩られ、いいねが増えていく。 けど、現実はファストフード店の席で冷めたポテトとにらめっこ。 豪華な背景は、フリー素材と頑張った加工の成果だ。 画面に並ぶ「いいね!」を見つめながら、俺は心の中でぽつりとつぶやく。 「…誰か、本物の『いいね』をくれたらいいのに」 最後まで読ん

          【ショートショート】#虚構のいいね

          再生

          【ショート劇場】素早い支援【朗読/機械音声】

          【あらすじ】 災害地へ勇敢に向かったムラカミが辿り着いた先は…ただの物流倉庫。 英雄気取りの彼が見つけた“使命”とは? ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

          【ショート劇場】素早い支援【朗読/機械音声】

          再生
          再生

          【ショート劇場】夢の住まい【朗読/機械音声】

          【あらすじ】 市が宣伝する「低所得者向け夢の住まい」 だが、現実は…。 ※この作品はフィクションです。 実際の団体や人物は関係ありません。 楽しんで頂ければ嬉しく思います。

          【ショート劇場】夢の住まい【朗読/機械音声】

          再生