私旅
このnoteでは、私自身の備忘録としてつらつらと書き残していく予定だ。
大学2年の今まで、自分はあまりにも「普通の」学生だった。いや、何もしていないという点では「普通以下」だった。4月の開講以降自分のしてきたことといえば、数少ない授業に面倒臭くも1時間かけて通学してはたま〜に、今日の授業ちょっと面白かったかも、と一握りの満足感に浸るくらい。そこには「生産性」という概念すらなかったのかもしれない。
一生の傷になり得る「壮絶な」失恋経験を経て、今僕の周りに何があるかと聞かれれば、何もないのだろう。
ここは学生らしく「学業」を淡々とやっていければいいのだろうが、これがそうもいかない。幸か不幸かそれなりの大学に入ってしまい、会心の出来だと思ったテストでも軽くそれを上回ってくる人がすぐそばにいる。一緒に友達と勉強してそれを痛いほど思い知った。そんな人たちが目の色変えて試験の点数を争う。僕からすればその辺の劇物よりも刺激的で圧倒的な世界だった。飲んだことないからわかんないけど。そこでもなんとかやって行こうと踏ん張ることが出来ていたら話は別だったが、僕にはそんなことできなかった。
自分を後押ししてくれるのは何か。
必死に探してきたが、正直まだ何も見えてこない。
一つ転機になることがあった。
天鳳で五段に昇段したのだ。上級者にしてみれば大した実力ではないのかもしれないが、自分の中ではそれなりに誇ってもいいような気がする。少なくともうちの大学でもなかなか上の方までいけるのではないだろうか。
その自信は一欠片であまりにも小さい。しかも麻雀と言ったら周りからは敬遠される。言葉では「いいじゃん」と言ってくれるが、顔からバレバレだ。これは卑屈になっているのではなく、どうみても僕は胸を張って自分の趣味を紹介できる立場にはないということなのだろう。
ただ、一つ気づいたことがある。そのちっぽけな自信でも、一歩踏み出せるような、歩け出せるような気がちょっとだけ、ほんとにちょっとだけ、わいてくる。これが積み重なれば、前に進み続けることができるかもしれない。
そのために、僕は旅を始めないといけません。部活でもバスケでも学業でも、そして麻雀でも、自信を見つけ、身につけるための旅。
これを私旅と名づけることにしよう。気まぐれなこのnoteに遭遇した皆さんにおかれましては、どうか見守ってていただけると嬉しいです。