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意外と簡単なこんにゃくづくり…なのにできない理由…

昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独りごちます。

東吉野村在住のおばあちゃんに、こんにゃく作りを教えてもらった。

田舎のおばあちゃんたちはなんでも手作り。
お漬物も、梅干しも、味噌も、そして、こんにゃくも。そもそも、素材から畑で栽培しているので、100%メイド・イン東吉野だ。
こんにゃくいももこの通り

1年ものと2年もの

大体植えてから3年のものを使うらしい。

こんにゃくいもの皮を剥き適当な大きさに切って湯がく。

わらしべが通るようになったら
(とおばあちゃんは言っていた)
お湯とともにミキサーにかけて
こんな感じ

混ぜて混ぜて
混ぜていくとなんだかトロントロンしてくる

灰汁(草木灰を炊いてこしたもの)を入れて

また混ぜて
混ぜて混ぜて

手ですくって 丸めて茹でる

1時間ぐらい茹でると
出来上がり!!刺身こんにゃく最高!!

なるほど!!昔はみんな家で作っていたというだけあって、そんな難しくはない!!

でも、次作れるかと言われると難しい。

まず、こんにゃく芋って売ってるんやろか?

次に、灰汁を作るために必要な草木灰がない。

かまどの時代は身近だった草木灰だが、今は薪ストーブでもないと(おばあちゃんの家は薪ストーブなのだ)手に入らない。

しかし、手作りこんにゃくは味のしみもよく美味しい!!
串こんにゃくにしてみると、

道の駅の味!!

亡くなった義父が、これ好きだったなぁと、思い出してちょっと泣けた…。

簡単だが手間と時間がかかるこんにゃくが、スーパーでなぜあんなに安いのか不思議に思っていると
「あれは、芋からやなくて粉使ってるからな。」とおばあちゃんが言っていた。

粉か…。

こんにゃくいもを見つけたら、なんとか草木灰をつくって、灰汁をとり、もう一度、自分の手で、こんにゃくを作り、義父の仏前に供えたいと思うおばChannelであった。


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