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牡蠣にあたらなくなるには…

昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独りごちます。

先日牡蠣にあたった。

 コロナやインフルを上回る苦しさがあった。
実家でその話をしたら、母が
「牡蠣なんかほんまに気をつけなあかんで。だいたいこのへんでそんなおいしい牡蠣ないやろ。痩せてて。お母さんはあんまり食べたいと思わんわ。」というので

こんなんやってん

と写真を見せたら
「…おいしそうやな…」と一言。
でしょ!!
「でも、牡蠣はこわいわ〜。やっぱりちゃんと焼けてなかったんちゃう?」というので
「お母さん、あたったことある?」と聞くと、
「ない」とのこと。
ないのに怖がる理由がよくわからん…。

母は、淡路島の南東にある小さな島、沼島出身。
「これ、体質ちゃうかな?お母さんとか小さいころから海のもの、よく食べてるから、そういう耐性ができてるんちゃう?」というと、
「うーん、お母さんら、子供のとき、海で岩にへばりついてる岩牡蠣、コンコンって石で叩いてとって、そのまま食べてたわ。でも、あたったことないな。」というではないか。

まるで無人島生活…。

そういや、一緒に旅行に行き、牡蠣を食べた85歳の義母も、私達夫婦とほぼ同じ量食べたにも拘らずあたらなかった。
義母は小豆島出身。
その後症状が出てないか、確認したところ「うん、大丈夫。なんともなかったよ。」とのこと。

やはり、海育ちは耐性ができているということか?

と思っていると
「私ら、小さい頃は、岩についてる小さな牡蠣取って、そのまま海で洗って食べてたからなぁ」と義母。

こないだおんなじ話聞いたぞ!!

岩牡蠣を食べる「まるで無人島生活!」

小豆島、淡路島と場所は違えど、義母と母が小学生の頃同じような体験をしていることはとても興味深い。そして、子供の頃に自給牡蠣を食べることこそが、牡蠣に対する耐性を作る方法ではないのか…。

この仮説を母にすると
「そうなんかな。まあ、今は、海も汚れてきてそんな事できへんやろうけどな。」とのこと。
確かに…。今後この方法で牡蠣に対する耐性を作ることはほぼ不可能だろう。

母が子供の頃は海に行くときはピーナッツを入れた小さな布袋を水着の肩紐にくくりつけて泳いだそうな。
時間が立つとピーナッツがふやけ、ほどよい塩味がつくそうな。

古き良き昭和、きれいな海……そして、それはもう、2度と戻ることはない…
いつだって大切なものは失ってからしか気が付かない。
♪生きて〜いる魚たちが
生きて泳ぎ回る海を
あなたに残しておいて やれるだろうか
父さんは〜♪
高石ともやさんの 私の子供達へ
〜父さんの子守唄〜を独り口ずさむおばchannelであった。




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