おばちゃん流応援!!
オリンピックに、高校野球と、この夏もたくさんのスポーツを観戦した。
どんな競技でもそうだが、見ていてしんどい試合というのはある。マッチポイントまでいったのにズルズルと逆転されたオリンピック男子バレーボール然り、もう、あかんなとなってから、粘る張本美和ちゃんの卓球団体決勝然り…。
勝ってほしい!!という気持ちはもちろんあるのだが、しんどい試合を見ていると身が持たないのがおばChannel世代。
そして、ついつい、早く試合が終わらないかと願ってしまう。
5セットマッチの、2セット取られてから3セット目を取りそうになろうものなら、
「ここ取ったとて、あと、2セットもとらなあかんやん…」
とか、デュースの応酬にでもなろうものなら、
「選手もこのまま長引けばしんどかろう。もう負けてもいいよ。」
となんの権限もないのに許可を出すなど、およそ応援とは言えない応援を心中でしている。
こんな非国民なことをしているのは私だけ?とも思ったが、友人も
「もう、あーなったら、みられへんねん。テレビ消してしまう。」と言っていた。
おばChannel世代は勝ち試合しか応援できないのだ。
それに比べ、娘なんぞは、ピンチになっても、チャンスになっても「もっと頑張れ!!」と、容赦ないげきをとばす。
78歳の母に至っては高校野球を見て
「最後のバッターの子とか見てたら親の気持ちになってしまう。親も辛いやろうなー。」とかいうので、
「まあ、誰かは最後になるんやし、そこまで点とれなかったのは、その子だけのせいちゃうし。」というと
「でも、お母さんはその子の親にはなりたくない!!」
と、聞き方によってはだいぶな問題発言を強い意志を持ってしていた。
いやいや、その子の親はそんな我が子を誇りに思ってるやろ…と心のなかでつっこむおばChannelであった。