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タラス川の戦いと製紙職人

オヤジブログ怪気炎 vol.237
世界史気になるシリーズ 47

西域へ勢力を広げていた唐の話。中央アジアでイスラム帝国第2の王朝であるアッバース朝と衝突します。
衝突の場所はタラス川の河畔。戦いは当初唐に加担していた遊牧民カルルクが、アッバース側に寝返ったため、唐は敗退します。
この戦い以降、中央アジアの支配権はイスラム勢力下に入ります。
世界史上転換点となるのは、捕虜となった唐の製紙職人がいたので、製紙の技術がイスラム帝国に伝わったことです。それまで羊皮紙に記録されていた文字が紙に取って代わることになるのです。
アッバース朝は巨大な帝国でしたから、東洋西洋の様々な文化を融合して、バグダードは世界の文化の中心となりました。バグダードのアッバース朝のこの状態はモンゴル帝国が攻めてくるまで続きます。

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