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歌は世に連れ

音楽蘊蓄話
オヤジブログ怪気炎 vol.283

平成・令和のポップスをボクは、上手く歌えない。小室哲哉が一世を風靡した頃から、流行歌から遠ざかりカラオケに行く回数も減ってしまった。
似たようなことは、男声合唱の世界にもあって「こころよ歌え」や「酒頌」などの名曲をシルバーな男声合唱団は、あまり歌わない。もっぱら手垢にまみれた昭和の愛唱曲を昭和の発声で歌っていらっしゃる。
かくいうボクも昭和どっぷりの人なので、平成・令和の合唱曲を歌う時は、一から音を取らなければ歌えない。
どのような詩、どのようなリズム、どのような旋律に心が動くかは、世代により若干感覚が違うみたいだ。
それでも何百年の時を超えて、2025年が生誕500年とされるパレストリーナが歌い継がれているのだから、その普遍的とも言える美しさはやはり大したものだ、
ボクらの世代は次の世代にどんなに曲や演奏を残せるのだろうか。歌は世に連れ・・とは言うが、不易の美しさを残す努力は必要でしょう。

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