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古代海洋国家 ディルムン

オヤジブログ怪気炎 vol.246
世界史気になるシリーズ 52

当たり前だが、古代史に関する情報は年々更新されているので、オン年68歳のボクが教わった世界史と現在の高校生が学んでいる世界史は随所で異なっている。
ペルシア湾に栄えていた海洋王国ディルムンは最近になって知った古代王国の一つ。位置は今私たちがバーレーンと呼んでいる島国にありました。
聖書のノアの方舟伝説にはネタがありまして、ギルガメシュ叙事詩のジウスドゥラがノアらしい。そのノアが神様から永遠の命と楽園を与えられて、その楽園がディムルンだと言うのです。神話とは言え何だか興味が湧きませんか。
ディルムンは、現在で例えるとシンガポールのように交易で栄えた国らしい。ペルシア湾を北上すればメソポタミア文明の王国が控えているが、メソポタミアの地に不足している銅をオマーン方面から供給する役割を担っていたらしい。
交易によって繁栄を誇ったディムルンも、メソポタミアへの銅の供給地が地中海のキプロスに取って代わられたことで衰退の道を辿る。
国がなくなるのは、二つのパターンがあって一つは強大な戦力を持っている王に攻め滅ぼされてしまう。もう一つはその土地がもはや利潤を生む土地ではなくなり、人々が去ってしまう。ディルムンの場合は後者の気がします。

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