
中央教育審議会の動き
タケさんの教育談義
オヤジブログ怪気炎 vol.286
日本の教育方針の根本を方向づける中央教育審議会のニュースを見た。
以下抜粋と感想
▼生成AIの発展などを踏まえ、知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びのあり方
「深い意味」とは何なのか。知識技能重視の詰め込みスキルアップ教育を転換しなければならないことはよくわかる。
深い意味の理解に至るためには、深い問いが必要なわけですが、現在ギリギリの状況ではたらく教員がそのような問いに関わることができるのでしょうか?
▼子どもたちが多様な能力や個性に応じ、それぞれのペースで学習を進められる教材や方法なども、検討を求めています。
それぞれのペースが許容されない理由は、18歳で高校を出て、22歳で大学の学部を卒業する若者を就職先の企業が優先的に求めていた因習が、現在もなお尾を引いているからでしょう。
能力や個性に応じるというのは、得意不得意を認め、伸ばすべき力を伸ばすということでしょう。そのためには個性に応じたカリキュラム編成・支援計画が必要な気がします。
具体的に想定されているのが、
▽授業時間の短縮などの工夫
現在、ほとんどの学校では、1つの授業時間を省令で例示されている、小学校で45分、中学校で50分にしていますが、いち早く短縮した学校では、子どもたちの変化に手応えを感じています。
すでに午前中に5時間分の授業を終えてしまい、その分午後の使い方を工夫している学校が紹介されていました。
早く学校が終わったなら早く下校させて、その分思いっきり遊ぶ時間をつくればいいのに・・と思います。
時間割については、図工・美術、家庭科など、限られたコマの中で時間に追われる作業を強いられている科目の授業時間を工夫できないか? また計算する速さが違う算数などは早く終わって退屈している子、時間をかけながら取り組んでいる子の差についてどう対応するか、さまざまなアイディアが工夫されていいと思います。