パリオリンピック、心から応援しよう!
パリオリンピックが盛り上がっている。
いつもは関心がない種目であっても、いつの間にか熱くなっている。
勝てば「よっしゃー」と声をあげて感動し、負けたら「あぁ~」と悔しがっている。
3年前、コロナ禍で延期になった東京オリンピックはあまり見なかった。
呑気に心から応援できる心境でもなかったのだ。
(※人生いろいろあります)
それを考えると、パリオリンピックを心から応援できるというのは、ありがたいことだ。
心に余裕がある証拠である。
むかーし、むかーしの話。
と言っても十数年くらい前の話かな。
海外で開催される国際大会では、日本時間の「深夜~明け方」の試合がよくある。
いつかのサッカーワールドカップでは、その試合をテレビ観戦した者が数多くいた。
どこに?
職場内に!
その日は、職場でその試合の話で盛り上がり、『今日は仕事にならんわ』と口にする者もいた。
それを見て、心の中でイライラしている自分がいた。
「まじめに仕事しろよ!」
「仕事をナメてんのか!」
年休をとって応援している者の方が、ハッキリしていて清々しい。
そのようにも思った。
だが、今なら思う。
そんな者が、いつもどおり仕事をしようがしまいが、何も変わらない。
いつもより口が動いているだけで、手はいつもどおり動いていないのだ。
それらにイライラした方が、手が動かなくなる…。
仕事は重要であるが、数年に何回かのビックイベントの際に、目くじらを立てることはない。
(我ながら、器が小さすぎた)
稀に、しっかり応援して、仕事もいつもどおり、いや、いつも以上に頑張る者がいた。
素晴らしい!
あなたは、どちらのタイプでしょう?
おそらくではあるが、中間的なポストにいる人は、
「仕事」>「応援」
だろう。
こんな時にも、無意味な使命感や正義感を出す…。
経験則でいえば、このタイプが一番損をする。
イライラして不機嫌になっているのだから…。
文句や愚痴ばかりが出て、さらに不機嫌になることを引き寄せる。
当然のごとく、人間関係にも影響する。
一番まじめ(?)で頑張っている者が、損をするというわけだ。
理不尽ではあるが、これが現実である。
実にもったいない・・・
教訓ではないが、数年に何回かのビッグイベントの際に、他人の言動にいちいち反応する必要はない。
放っておけばいいのだ。
世間が盛り上がっている時に、それらを見てイライラする必要はない。
時間の無駄だ。
パリオリンピック、全く関心がない方もいるかもしれない。
それでも、世界中の多くの人が熱狂しているものを応援してみよう!
誰かを応援すると、誰かに応援されるようになる。
その前に!
素直に誰かを応援できるようになろう。
同年代・同期・同業者が活躍しているのを見て、僻(ひが)んだり、妬(ねた)んだりすることなく。
周りの人を応援して、さらに褒めることができれば、自らも❝そうされる❞ようになる。
パリオリンピック、「日の丸」を背負って闘っている選手たちを、心から応援しよう!