不快なCM

 テレビ、ネットに電車の中や街中で目にする不快なCM動画。これらに対する拒絶反応は日に日に高まるばかりで従来の広告ビジネスは破綻してるよという話。
 最近で特にひどかったのはAmazonプライムのラーメン作る女子のCM。シーナ&ザロケッツのレモンティーが流れるがこれの歌詞が卑猥にとられるのを狙ってるものでお茶の間が凍る。ガサツな感じの可愛げゼロの女がAmazonで調理器具を買う。置き配でダンボールが外の廊下に置かれているのを取るとき靴をはいていない。これから料理するというのに汚い。料理中に顔を思いっきりさわる。見るからに汚くて嫌悪感。もう一回言うがガサツ。なぜにこうも悪趣味なんだ?これは出ている女優さんも変なイメージが付いてしまったら可愛そうだなと思ってインスタ見てみたらCMのイメージまんまの人だった…
 ようやっとamazonプライムのCM が次のになっら今度は男が観葉植物をいっぱい買うという映像。そこそこの大きさの鉢植えをゴリゴリっ!と床を引きずる。あーもう床傷だらけだよ。このシーンいるか?
 プロの広告代理店が作っている限られた15秒に詰め込まれたシーンであって、偶然顔さわるとこ入ってましたねぇあはは、なんてことは無い。そうすべて意図してこういった映像を流しているのだ。
 CMは見た人の印象に残らないと意味が無い。人間は自らに危害を及ぼす可能性のあるもの不快なものに対して防衛本能で憶えておこうという心理が働く。これを広告代理店は長年利用し続けてエスカレートし不快なものでインパクトあればいいとなり、結果消費者からもういいかげんにしてくれよとなっているのが何十年も前から未だに終わらない。
 高額の広告費が商品の中に含まれ、無料だと思い込んでいる民放のテレビで不快なCMが流され視聴者はチャンネルを変えるまたはテレビを消す。こんな不幸な図式はくだらない。
 サトウの切り餅がいっときテレビCMをやめたことがある。広告費が大幅に節約できて業績が良くなったそう。ある程度の知名度がある会社は今さらテレビCMを流さなくてもみんな忘れないしお店で買うのだ。
 ただテレビ業界はスポンサーあってのものだからこれを企業が縮小したりやめたりすると悪い噂を流されたりする。やっていることがヤクザのミカジメ。逆にある自動車メーカーが不祥事を起こすとテレビCMがものすごく増えたりする。口封じ。検査の不正があってクルマの出荷止まったけどそのあとどうなったかテレビで続報なんてしないでいつのまにか復活してるでしょ?
 不快なものを前面に出して気を引くというのはyoutubeでも多用されていてこれらも視聴者はうんざりしている。ネガティブなワードがサムネに書いてあるが全部再生してもそんなの出てこないとかザラ。ひどいのは専門的なハウツーのチャンネルでもわざと間違った情報を入れる手法。つっこんでくる人が居るからコメント欄が活性化すると。何のためのハウツー?
 テレビにしてもネットにしても視聴者は不快なものを見たくないし見ない手段が存在している。テレビはレコーダーに録ってCMはスキップすればいいしネットはCMブロックアプリがたくさんある。こうしてCM自体少しも目に触れられなくなっているのにまだ悪趣味な不快なCMを作り続ける広告代理店。それを放送することで生活するテレビ局。
 広告代理店なんていかに価値の無いものを価値のあるように欺いてみんなの財布からお金を出させようというのが目的だからね。有名なコピーライターとか居るけど恥ずかしいよあんなの。これを流行ってることにしましょうとかもう通用しない。100ワニ。
 とっくに破綻してるけどそれを認めちゃうと広告業界の存在価値がなくなるからね。
 ということで今度また不快なCMを見たらあいかわらず古いことやってんなーと鼻で笑ってあげましょう。
 

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