給食がまずかった
ひどいタイトルだけどそうだった。学校給食また食べたいなとか言ってる人は完全に思い出補正。鯨おいしかったなんて嘘、固いだけだったよ。歳がばれる。またあの食事を1日1回食べるなんて無理。
戦後の日本人の体格がデカく高くなっていったのは学校給食の影響だろう。昔のクルマとか見ると小さくてびっくりする。ハコスカとかでもね。栄養の詰まった給食だけど味は度外視だったんじゃないかな?
私はよく食べる、なんなら肥満児で給食は残さず食べていたが、なんでこんなにまずいんだろうとずっと思っていた。育ち盛りの食べ盛りなんて目の前にある食べ物本能的にうまいって思いそうなのにまずかった。
パンだろうがご飯だろうが麺だろうが牛乳瓶一本飲むって今考えるとすげえなって。○○のバーベキューソースあえとか酢豚とかの地雷メニューがあって知れば知るほど地雷の頻度が高い事に気付く。たまにソフト麺の味噌ラーメンとか出ると歓喜。刑務所でも正月はおせちが出ますみたいな感じ。
ボク給食まずいんで弁当食べますというわけにはいかなかったからね。
食育とかいういつ出来たかわからない気持ち悪い言葉があるがまずいもん毎日食わせるのは食育出来てないね。
思い返してどうまずいかというと、甘い、酸っぱい、味がないのが多くて適度に塩で味付けされていない感じ。塩を控えないと日本人塩分過多という固定観念が有って味より優先されている。塩無くせばいい一辺倒の考えは最近見直されているらしい。そりゃそうだ。
年に1回給食センターの方が学校に来られて児童からお礼を言う会が開かれていた。ここで美味しい給食をいつもありがとうございますとか言うからいつまでもまずいんだと本気で思ってた。イヤな子供だ!
近年の様子は無理な入札で材料費不足からひどく貧相な給食になってしまったりでかわいそうな事に。給食費未払いでシレっと食ってるヤツのぶん、どう賄ってるか気になる。
このまま行くと貧弱な給食で日本人また小さくなるかもね。
まずい食事を子供達に食べさせるのは虐待。なのにずっと黙認されてきてるの何で?一緒に食べる先生の労働環境としても良くない。日本人が成功してお金持つと健康度外視でグルメに走るのは給食の反動に違いない。
もっと子供に意見を聞けばいいと思う。給食の感想を書きなさいと言うと美味しかったですと優等生な書き方になってしまうから、先月のメニューの中でまずかったのを選んでその理由を書きなさいというのをホームルームで5分実施する。相手に大事なことを要点押さえて簡潔に伝える文章力が身に付く。当然集計した内容は給食センターに伝えて、子供達はどういう料理が喉を通りにくいか理解してもらい、調理法やメニューの改善に活かす。そう、まずい料理は喉を通りにくく若い動物として拒絶しているのだ。各個人の好き嫌いであるチーズが嫌いとかレーズンが嫌いとかはノイズとして排除していい。どの料理のどこがなぜまずいかを明らかにしよう。チーズ好きが食べてもまずいチーズも出てきてたけどね。
じゃあお前さんあの値段で一食提供出来るのかい?と言う意見があるだろう。それなら大事な子供が食べる大事な食事にかけるコストが安いの前提になってるのがおかしい。貧乏な子も金持ちの子も皆毎日食べられるようにと言っても限度がある。安い金額で請けてるんだからこんなもんだよを子供に与えるのは如何なものか。
食べ物の恨みは恐ろしい。多感な時期に毎日まずいもの食わされた、まわりもみんな食ってる、ぶつける所の無い空虚、これは人格形成に悪影響を及ぼす。
最後に、じゃあアメリカみたいにランチボックスにピーナッツバターサンドとリンゴ1個にする?と言われたら喜んで日本の学校給食を食べるよ!