安易にすみませんと言うな〜次に来るのは責任とれよ〜
何回も書いてる新人時代の会社の話。ネタが尽きないよ。
課長がいつも居ないので話をした事が無い。大きい案件に手伝いで呼ばれたら居た。社内向けの面倒な事やお金の計算や報告は部長がやってたのだろう。
この課長は動いてる案件の中で一番大きな現場に入って技術的な事を部下にああだこうだ言ってサポートしていた。そういうのが好きなんだろう。
部下個人個人に助言を与えたりとかは無い。あくまでも現場の技術的な事への口出し。
自称福山雅治似だと言っていたけど大山英雄にそっくりだった。かなり二枚目だが全然気取らない人。
そんな課長が珍しく社内に居る時にちょっと話をした。そこでかなり本気で注意をされた。
「仕事ですいませんは言ったらダメ」
当時非常識ダメ人間まっしぐらな状態になっていた私は何かあるたびにすいませんデヘヘすいませんデヘヘみたいな感じになっていた。これが良くないという話。
すいませんと言うと自分の非を認めたことになるからそれの責任をとらないといけなくなる。責任取れないならすいませんと言うな。
本人は許してもらおう、勘弁してもらおうと思ってすいませんと言っていたが、それで許されるような甘い世の中ではなくてじゃあ責任とれやという話になる。
この考えは通信事業者で徹底していている。通信の利用者すべてに不具合があった場合の謝罪と賠償をしていると商品の性質上とんでもない金額を補償することになる。
それでは成り立たないから謝らない。ミスをしても認めないで通している。
10回線くらい新規に開通すると2〜3回線使えなかったりする。アナログなら音を聞けばいいがISDNなんかは原因不明でダメだったりする。自分で配線した範囲とリバースを確認してダメだったらそれ以上何やっても時間の無駄。
通信事業者へ電話して開通してもらったんだけど使えないですと言う。10分もしたらリンクが立って使える様になる。局側の問題かよ。
開通しても連絡なんてよこさないし当然謝罪なんてしない。それが当たり前な業界だ。
非があっても謝らないのは良くない。ところが非が無いのに謝る人も居るというのが次の話。
接客の世界ですみません、申し訳ございませんを丁寧語だと思ってる人がかなり居る。
有名なハンバーグチェーンで店員さんがやたら礼儀正しい所作で接客している。手を前にしてお辞儀したりする。そんな店員に席を案内されるとき、
「申し訳ございませんがこちらの席でよろしいでしょうか…」
うーん。申し訳ないと謝られるような席には座りたくないな。まあ日本語間違ってるだけなのは分かってるけどね。バカ丁寧に接客してるのに肝心なこれから座る席を下げる言動はよろしくないな。
店の立場になったらこういう見当違いのことする人はどうすればいいんだろう?バカ丁寧な所作もマニュアルから逸脱してるに違いないし申し訳ございませんがなんて言うのも独自のアレンジだ。
結局この人は持ってきたハンバーグ置く時もデザート置く時も申し訳ございません言ってた。
ハンバーガー屋でも。店内ですか持ち帰りですかの確認は非常に注意がいる。
注文の最初に持ち帰りですとこちらから言っても聞いちゃいない。マニュアル上の聞くタイミングにもう一度聞かれてさっき言ったよな?となる。
だから聞かれてから答えるのがいい。何回も言わせんなとかオラつくのは大人げ無いからね。
「店内でよろしかったでしょうか?」
「持ち帰りで」
「申し訳ございません!失礼いたしました」
なんか無駄なやりとりしてるなぁ。まず店内だと決め打ちで来るのが意味不明だ。どのみち二択なんだから選ばせればいいじゃん。
それで外したとなると申し訳ございませんと謝ってくる。謝らないで済む聞き方をしないのなぜだ?
謝られるとお客の気分が良くなると思ってるのかなぁ。そんなヤツ頭のぶっ飛んだクレーマーだけだぜ。普通の人は謝られると居心地が悪くて嫌な気分になる。
それが分かってないすいません言っとけばいいだろ店員。ハンバーグもハンバーガーも大手チェーンなんだからマニュアルもしっかりしてるだろ。
アレンジ利かせてすいません言ってる隙があったらマニュアル通りにやれよ。
すいませんは謝罪の終わりの言葉ではなく賠償責任の始まりの言葉。軽々しくすいません言っていつも大目に見てもらおうとしているヤツが居たらスルーしないで責任取らせるのがいいでしょう。