サザエさん症候群
日曜の夕方に憂鬱になる事がサザエさん症候群と呼ばれている。仕事のストレスが原因と考えられているが今日はちょっと違う切り口で。
まず、サザエさんそして作者の長谷川町子の作品の傾向として恥ずかしい=面白いという図式が多用されている。サザエさん一家の誰かが家庭内・外で後先考えず行動をして周囲に迷惑をかけ、ハタと気付いて恥ずかしい顔真っ赤(カァー)というパターンがほとんどなのである。サザエさん一家の中にツッコミ役という人物はいなくて皆がいろんな場所、パターンで恥ずかしいことをして、わー恥ずかしい(カァー)を繰り返す。これを面白いねぇと笑い飛ばすのが漫画の醍醐味なのだが、感じやすくて真面目な人が30分恥ずかしい場面の数々を自分の身に起こったように受け止めてしまうのだ。共感性羞恥というやつね。18:30から19:00までずっと恥ずかしく、来週も恥ずかしいことすると予告までされてじゃんけん出されて現実に戻される。恥ずかしさで顔がほてった感じはしばらくおさまらず食欲不振や寝付けないなどの悪影響を及ぼす。風呂に入りながら自分はサザエさん一家の人達みたいに周囲に迷惑かけて恥ずかしい思いをこれから1週間やらかしてしまわないかと悩みがつのる。こうなると非常にまずい。
では対処法を。サザエさんを見ないこと。これが一番いい。もっと言うとちびまる子ちゃんも見ない方がいい。ちびまるは見た目に騙されるがかわいいほのぼの漫画ではなくて小学生の嫌な感情を濃縮した話なので子供時代のトラウマが呼び起こされてしまう。
そんなことで悪い習慣はダラダラ続けずに断ち切ろう!そして共感性羞恥という言葉を使ってみたかったという話でした。