非常識、教習所へ行く〜番外編 どう非常識だったか〜
教習所の話を2回書いたが非常識と言う割に具体的にどう非常識だったかを実は書いていない。話がごちゃごちゃしそうだったので。アロハシャツ着て通ってた以外どう非常識だったかをここで番外編として発表しよう。
ヘラヘラしてた
これは笑みを絶やさないとかニコニコしてるとも違う感じ。何考えてるか分からないぞこいつというヤバいタイプ。安全第一で運転をするというのに危ない。今まで何かに真剣に取り組むという経験が欠如していた。
挨拶が出来ない
実技の開始前教官と対面するが挨拶をしない。ヘラヘラしてるからエヘヘとか言ってる。最初が肝心なのでまず注意された。終わったときも同様。いやーなってなかったねー。
返事をしない
そこを左折してとか停まってとか実技では指示を受けることが多い。言われたら「はい」と言えばいいのだがこれが出来ていなかった。走っているクルマでこれは危険だ。左折しろと言ったがこいつが本当に左折するかが交差点に行くまで分からない。何かを聞いて受け取ったら返事をするものだというのを憶える。
姿勢が悪い
2つの意味を持っていて物事に取り組む姿勢と体の姿勢。どちらも悪かった。学科のときに教室で講師が教壇から見ると、一人通路に足がはみ出している。目に付くからまっすぐ向きなさいと注意される。反抗してる訳ではないのに態度も姿勢も悪かった。椅子にはまっすぐ座るんだということを憶える。
質問が出ない、出来ない
甘ったれの受け身なので自動車学校に行けば手取り足取り教えてもらえると思ってた。でも実際は自主性が無いと身につかない。教えてもらい自分なりに解釈しやってみて合ってるかを確認してもらいOKまたは修正とかプロセスがある。ところがよくわからない事があっても考えずにまあいいかと流していたので質問が出ない。適当にやってるなというのはすぐバレる。さすがプロ。分からないなら自分のレベルを理解してもらうためにもどう分かっていないかを伝える努力が必要。
話を聞いていない
教習所は限られた実技の中で大事なポイントを漏れない様、受講者に伝授する。これらの守るべきルールは守らないと教わった意味が無い。
仮免、路上と1回ずつ試験に落ちている。クランクで縁石にぶつかったらバックしてやり直せばいいと教わっているはずなのに乗り上げて突破した。横断歩道に歩行者がいたら停まると教わっているのに教官に先にブレーキを踏まれた。
まあ悪いと思ってても不倫する人とかいるからね。あーなんかまずいなーでもいったれ!がダメ。
まとめ
教習所は地域柄お行儀のいい環境では無かった。ちょっと上だとビーバップ世代で不良の全盛期。アウトロー系の入学者も多いからそういった者にいかに教育するかの技を持っている。だから私のような非常識がぷらっと入って来てもちゃんと向き合って対応してくださった。
私自身には免許が取れる歳になっていながら常識が備わっていないという理由があったが、まあいずれnoteで書きたくなるだろう。
教官の方それぞれがおかしな受講者を正す方法を持っておられて、誰一人として放置されるということがなかったのが本当にありがたかった。
明石家さんまが教習所に通っていた頃やたらテレビでネタにしていたのを憶えている。いつものノリでおふざけしても誰も笑ってくれない。それを聞いて教習所はふざけちゃいけない所なんだと思っていた。なのに今思えばそうとう自分はふざけたヤツだったなぁと。
こういった入門する人がおかしかったらちゃんと指導する教習所の努力が日本のクルマ社会の安全に貢献しているのだろう。
35万円で免許が取れて常識も学べたという話でした。