隣の席の富澤さん
大学生の時からずっと憧れていた会社があった。
そこに向け勉強し、300倍の倍率をくぐり抜け
奇跡的に弊社に入ってもうすぐ9年。
順風満帆な社会人生活を過ごしていたけど、
ここ数ヶ月同じチームで働いている彼が
とてつもないので書き留めておきたい。
まず口癖。
『ちょっと仰ってる意味が分からないんですが…』
これを上司だろうが先方の大事な相手だろうがなんだろうが多用しまくる。
なんなら相手の話を遮ってまで繰り出す。
『あー、ちょっっっと今の仰ってる意味がわからないです。』
(この前なんか上司が痺れを切らして、
『この場で分からないのは君だけ。それは分かる?』と聞いていた。)
そんな彼を目の当たりにする度私は
こんな人、うちの会社にいたんだ…!
と、少し感動すら覚え、
サンドウィッチマンのコントみたいだから
心の中で彼を富澤と名付け、
大事に思い出(というかネタ)を書き留めておく事にした。
隣りの席の富澤さん。
これは、彼と私の
壮絶な戦いと友情の日々の記録である。