整形外科ミニマム開業について考えてみた
クリニックの開業といえば、多額の資金を用いて検査機器やスタッフをそろえて、華々しく開院するというイメージがある。
ただ、同時に多額の負債を背負ってのスタートであり、返済へのプレッシャーやスタッフの管理など、勤務医時代にはないストレスに苛まれることも多い。
その点、開業資金を抑え、少ないスタッフで経営するミニマム開業では、そのようなストレスは低減される可能性がある。今回は、ミニマム開業の可能性について考えてみる。
ミニマム開業に向いている・向いていない科
大きなスペースや医療機器を必要としない診療科が向いていると考えられる。代表的な例としては精神科、心療内科、一般内科、皮膚科などがあげられるだろう。
逆に、整形外科(私の診療科)や眼科、産婦人科などといった機材を多く必要とする科では、向いていないのかもしれない。
ただ、整形外科の私でもミニマム開業したい!ということで、いくつかのイメージを考えてみた。
整形外科でのミニマム開業
設置する機材はレントゲンのとエコーのみ、物理療法も運動切リハもやらないという選択はどうだろうか。
初期費用
レントゲン:X線照射+CRで1000万ほど
エコー:300万ほど
その他:400万
運転資金:1000万
内装:300万(抑えまくり)
合計:3000万
維持費( /月)
人件費:看護師1人 50万
返済:50万
広告:20万
その他:30万
合計:150万
損益分岐点
損益分岐点は患者単価280点で計算、月21.5日営業 → 33人/日
うーん、めちゃめちゃざっくりした計算だけど、リハなし整形で1日33人も来てくれるかね?突っ込みどころ満載だと思うので、先輩開業医の先生。ご指摘お願い致します。
結論なかなか難しそう
やっぱり整形はリハビリしないとだめ?気づいたら重装備になってそう・・・
精神科に転科したい