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有明海の貝類たち

9月は本当によく有明海の干潟や川に足を運びました。
仕事でも行ったし、プライベートでも出かけました。
後半になると疲れがたまり、夕飯を作るまでは頑張れても、
食べながら体力が尽きてしまい、18時30分には寝てしまう日もありました。
それでも、とても充実した1か月でした。

9月後半には、関西からW君が来て、一緒に調査をする機会もありました。
彼は干潟の生き物全般に詳しく、私と同世代の鳥好きでもあります。
有明海にも頻繁に来てくれるので、毎回顔を合わせている気がします。

貝は楽しい😃


有明海の干潟には、日本や世界でもここだけで見られる貴重な生き物たちが住んでいます。
しかし、それらはマイナーな貝や底生生物が多く、学ぶのがとても難しい分野です。
参考図書も少なく、素人向けの資料はほとんどありません。
だからこそ、W君と一緒に調査するのは貴重なチャンスです。

今回も、彼にいろいろ教えてもらい、新しい生きものの名前を覚えました。

キヌカツギハマシイノミ


ナラビオカミミガイやキヌカツギハマシイノミといった、初めて見る生き物が特に印象に残っています。
ナラビオカミミガイは小さくてツヤツヤしており、オカミミガイ好きにはたまらない可愛い貝でした。
キヌカツギハマシイノミは、植物の種にそっくりで、言われなければ見逃してしまいそうな姿です。

オカミミガイ


どちらも佐賀県のレッドデータで絶滅危惧Ⅰ類に指定されており、
こうした貴重な生き物たちが川の河口域で見られるのは本当にすごいことです。
ですが、多くの人はその価値を知らず、河川改修などであっという間に絶滅してしまうことも少なくありません。

今回の学びを通じて、こうした生き物たちの存在をもっと多くの人に伝えていきたいと感じました。

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