4カ月から5カ月
骨折後の大きな目標を達成してしまったことで、
ローラーもストレッチも、何もやらなくなってしまったこの時期。
だいぶ動けるようになってきたので、
公私共にやることが増えてきたってこともある。
荒れ放題になっていた庭に手を入れたり、
友達に会ったり、仕事もいろいろ頼まれることが増えてきた。
まぁ、荷重OKになってから、ずっと頑張ってきたし、
まだ時々痛みもあるし、
休養と言う名のリハビリに励むと言えばそうなんだけど、
このままじゃまずいな。
何か目標を持とう。
この間、リハビリは月に2回、診察は月に1回のペースになっていた。
受傷後139日目、10月の受診の日、
主治医から、病院を異動することになったと突然聞かされた。
誰に引き継ぐでもなく、常勤の医師ならだれでもよいとのこと。
斉藤さんのことは、みんなよく知っていますから、と。
ふと、父が入院していた時のことを思い出した。
父の主治医だった医師は、まだ30代前半の若い医師だったが、
難しいことをいつも分かりやすく説明してくれて、
冷淡だったり、横柄な態度など一切見せない、
人として普通の会話ができる、私にとっては初めてのタイプの
医師だったので、とても信頼していたのだけれど、
父が亡くなる1か月前に、病院を去ることになったのだ。
もともと、大学病院から派遣されて来ていた医師だったので、
期間満了だったのだと思うが、
それでも、なんだか見放されたような、
とても寂しい気持ちになったことを、今でもよく覚えている。
私の主治医も、前々から決まっていたことだと分かっていても、
やはりなぜか、すごく寂しい気持ちになった。
こういう風だから、あまり人にはのめり込まないように
しているつもりなんだけれど、きっと私の悪い癖なのだと思う。
受傷からまだ4カ月半。
これから先も、1~2年は、継続して見ていかないといけないこと、
最後にそれだけ聞いて、執刀医との最後の診察を終えた。
ジャパンカップに益子散策、少しずつ歩く機会も増やしていく。
しかし、長い距離を歩こうとすると、
左右のバランスが悪いせいか、足、腰、いろんなところが
すぐに痛くなってくる。
階段を降りることは普通に出来ても、上がるのがぎこちない。
自転車で160km走れても、歩くのはまだまだだな・・・
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