夕日狂乱
僕にはやるべきことがある。
だが全く焦らない。
何も持ち合わせていないのに、
何かを掴もうともしない。
そういえば今日は雨だった。
紙をビニールに包まなければ。
洗濯物が溜まっているのに、
今日だけでは乾かなそうだ。
友達が皆飲んでるらしい。
楽しそうな友達が写っている。
沈む心をエレベーターが
無理やり、次へと連れて行く。
ああ、誰か助けてくれ。
お前が自分で選んだことだ。
ああ、誰か助けてくれ。
お前が自分で選んだことだ。
真逆のことを、体と心、
僕が交互に叫んでいる。
頭の中では錯乱と、
エンジン音が混ざり合う。
そうだ、詩でも書いてみよう。
形にすれば迷わないだろう。
こんな曖昧なものは、
言葉で磔にしてしまおう。
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