詩18

周りのことを書いていちゃ、
派手な詩になりはしない。
ただ紙を配っているだけの、
凡凡平凡な毎日。

でも、それがいいはずだから。
地に足つけてりゃいいはずだから。
ボロボロの手で、真っ黒な手で、
美しい言葉は紡げやしない。

少し高い場所にいる、
彼はきっと嗤っている。
それでも僕は泥臭く、
前のめりに生きるしかない。
僕はそんな詩を歌おうと思う。
バイクの上で歌おうと思う。



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