ありがとう・ごめんなさい

言葉に出して伝えることはとても大事な事です。
私はよく、ごめんなさいという言葉を忘れがちです。

人と日常的な会話の中で、こうしようねと言っていたことを忘れていた時も
そうなのですが、忘れてはいないが相手を待たせてしまった時に特に忘れがちです。申し訳ないという気持ちは持っているのですが、言葉に出して伝えることが抜けてしまいます。
それを繰り返していると、段々と相手との日常のコミュニケーションの温度差が出てきてしまいます。

自分と相手との距離感は0地点から数日後には100となっていると思っていても、実際は0地点から-100の地点にいる。
自分は100だったりそれに近い到達点にいると思っているので、何で機嫌が悪くなっているのか、目も合わせてくれないのかと逆に相手に疑問や不満を持ってしまう事になります。
指摘されない環境にいると、こうやって人からの信頼や安心感を失っていくのだと思います。悪気なく、意識することもせず、気付けないという事は本当に恐ろしいことだなと実感しています。

幸運なことに、私にはそれを指摘してくれる環境があり、教えてくれる人に本当に感謝しています。
同時に、相手も私に伝えるに至るまで、相当な我慢をしていますし、勇気や決意が必要ですし、大変な労力をかけてしまっています。
そのことについて申し訳ないと心から思っています。

人に頼んでいたことを第三者がやってくれた時に、「ハイどうぞ!」と言って、帰ってくる言葉が「あ~。」では、自分が人ではなく物のように扱われた気持ちになります。伝える労力や我慢するストレスは最初は小さくても重ねるごとに同じことでも大きくなります。
振り返ると、自分ばかりそういう思いをしていると思っていたことに、情けなさを感じてしまいます。

人に気を遣えていないという事ではなく、コミュニケーションをするにあたって、「これまでの文脈を整理してから相手に伝える」ことが出来ていないんだなと、コミュニケーションに飛び級は無いと以前の記事で偉そうに書いていましたが、悪い意味でバリバリ飛び級をしていました。
文脈を意識したコミュニケーションを行えるよう、日ごろから注意してみようと思います。


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