伝える事に楽しちゃダメ

阿吽の呼吸を家庭ではよく無意識に求めて、よく妻に怒られています。
例えば、そこにある海苔取って!と言ったとき。
(指差して)そこにある海苔を取ってじゃわからん。あたしゃ超能力じゃねー。ちゃんと戸棚の上から何番目の真ん中に入ってる◯△◻︎…と説明しなさい。と。
私は相手に理解して欲しい事を伝えておらず、言っただけになっていたんです。

親しき仲にも礼儀あり。
相手に寄りかかって、自分が楽をしていたんですね。
職場でも阿吽の呼吸のつもりでも、同じ様な事をしていないか注意しなくてはと思っています。
慣れてくると、ざっくりと伝えてもわかるだろうと思っていたことが、蓋を開けてみると意図しない仕事の結果が相手から返ってきたり。
一から十まで数えた時と十から一まで数えた時では、七をナナ、シチと数え方が違うことに気が付きます。何を言いたいのかと言うと、自分がこれと言ったものは必ずしも相手にとって自分のこれでは無い、認識が違っている場合があることを忘れてはならないと言う事です。
言葉によるコミュニケーションは30%しか伝わらないようです。
ですから、相手に仕事を依頼する時には、お互いにイメージが合うように、ポンチ絵で構成を伝えたり、達成したい成果、何を目的としているのか、を伝える努力を惜しんではいけないですね。惜しまず伝えることで望んだ成果が得られる可能性が高まります。
また、ちゃんと伝える事で、そもそもの物の認識の誤りに気付けたり、ミスや重大なトラブルも防げます。
相手も察する、先を読んだ仕事が出来なくてはいけないんじゃないの?と思うかもしれませんが、そのためにはしっかり伝える事が前提になると思います。妻が言うように、相手は超能力者じゃ無いので。部下が察して当たり前とポジションにあぐらをかいてしまわないよう気を付けたいです。

ありがたいことに、システムとしてコミュニケーションの機会を作ってくれているわけですから、面談をきっかけにして伝える、イメージを合わせる関係性を作って、日常的にやり取りが出来る部署の環境を作って、阿吽の呼吸に頼り過ぎない運営をしていきたいと思います。



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