見出し画像

「親子関係が難しい」と感じる原因

はじめに一つ、質問です。

大人の方が偉くて
子どもは弱い立場である

と、無意識に思っていませんか?

私たち大人は
子どもを
自分より「小さい存在」だと
思いがちです。

幼いうちはできることが少ないので、
「生きるために」
大人が手助けしてあげる必要がありました。

意識しないでいると、
この時の感覚を
ずっと持ち続けてしまうのです。

しかし、子どもが
自分の力で生きられるようになれば、
その必要はなくなります。

「あなた」も「子ども」も
同じ一人の「人間同士」
という関係性になります。

「親子関係が難しい」と感じている人は、
この
大人の方が偉くて
子どもの方が弱い

という「思い込み」を
持ち続けているのではないでしょうか。

大人が子どもに
教えてあげなければならない
思い込んでいるから、
親子関係が難しくなるのでは
ないでしょうか。

「親は子どもより賢くなければならない」
「親は子どもに弱みを見せてはいけない」

そう思っていると、
「親側」はもちろん
「子ども側」も苦しくなってしまいます。

なぜならそれは、
本来の姿ではないからです。

親は、
子どもより早く生まれて、
その分の経験をしています。

でも、
「あなた」は「あなた」の人生しか、
「私」は「私」の人生しか
経験することが出来ていません。

そこからの教訓しか、
持ち合わせていないのです。

あなたと子どもでは、
生きる「時代」も「環境」も、
「持ち合わせた才能」も違います。

そんなあなたが、
「あなたの子どもの立場」で、
「これから生きていく人生」を
どこまで見据えることが出来ているのでしょうか?

そんなあなたのするアドバイスは、
子どもにとって
本当に必要なアドバイスなのでしょうか?

冷静になって考えてみましょう。

むしろ私たち大人は、
子どもから
新しいことを学んでいく立場
だとも言えます。

子どもがしていることに否定的になるのは、
あなたがその世界を知らないからです。

そんな経験をしたことがなくて
ただ、不安なんです。

そういう自分を受け入れていきましょう。

そんなことを言われても、
急に態度を変えるのは難しいですか?

大丈夫です。

子どもに
「できない」「分からない」
「助けてほしい」「協力してほしい」などの
一見「弱さ」と感じる部分を見せても、
子どもはあなたのことを
見下したりしません。

なんだかんだ言っても
子どもはお母さんのことが
大好きなんです。

今まで弱みを見せなかったお母さんが
急に弱さを見せたら
最初は驚くかもしれませんが、
すぐに受け入れてくれるでしょう。

「見下す人」がいるのだとしたら、
それは「あなた自身」です。


そういうことではなく、
「子どものことが好きになれない」
という場合もあるかもしれませんね。

そんなあなたであっても、
罪悪感を持つ必要はありません。

親子とはいえ、子どものことが
「どうしても好きになれない」と感じる人も
いらっしゃると思います。

ただ、その
「好きになれない部分」というのは、
あなたが持っていない才能
もしくは、
やりたいのにやれていないこと
である可能性があります。

それをサラッとこなす姿を見ると、
妙に気になったり
見せつけられているような気持ちになったりする
のかもしれません。

好きになろうとせず、
「そういうことなのかもしれない」
知っておくだけで、
あなたの気持ちは少し軽くなるはずです。

親は子どもより賢くなくていいし、
強くなくてもいいのです。

あなたが出来ないことを
軽々とやってのける子どもを
素直に応援してあげてもいいんです。

あなたには
もうすでに十分価値があり、
そのままで十分素敵なのですから。

もっと気楽にいきましょう☆


いいなと思ったら応援しよう!