見出し画像

30分の約束をすっぽかすことは、相手の30分を奪うだけでは済みません

30分のミーティングを約束していたのに、
その方は現れませんでした。

ちなみに、私は客側です。

私はその人とのミーティングを
その日のスケジュールの中心にしていました。

それまでに、ここまでのことをこなして
それが終わったらこれを片付ける、
みたいな感じで
一日を組み立てていました。

そして、そのミーティングで話すことも
考えて準備していました。

zoomにも不慣れなので
確認して
少し早めに入ったりして、
そわそわしながら
その時間を待っていました。

しかし、
その人は
5分、10分経っても現れません。

私の操作ミスかな?と心配になり
メールをしてみても、
反応がありません。

何も手に付かないまま、
ただただ30分が過ぎていきました。

何かあったのかと相手の心配もしました。

返信のメールが来ていないかと
何度もチェックをしました。

でも結局、何の連絡もないまま、
その日が過ぎていきました。


次の日、
謝罪のメールが届きました。

「福乃さんの貴重なお時間を確保いただいておりましたのに、
不安なお気持ちのままお待たせいたしましたこと、
心からお詫び申し上げます。」

30分間待たせてしまったことに対する
謝罪文でした。

そして最後に、
「日を改めたいのですが
希望を聞かせて下さい」とありました。

私はこのメールを読んで、
気付いたことがあります。

それは、

①私が無駄にしたのは、
 その方を待っている30分間だけではなかった
②①の認識がなく、
 「30分待たせてしまった」の考えで謝罪すると、
 言葉が軽くなり
 相手に不快な思いをさせることになる

ということです。

①について
ミーティングの30分のために
私はその日一日を調整していましたし、
事前の準備もしていました。
連絡が付かなかったことで
その後もずっと気になっていました。

「約束をすっぽかす」ことは、
それがたった30分の約束だったとしても
相手の「一日以上を無駄にする」ことになります。

②について
私はこの方からの謝罪文を読んで
むしろがっかりし、
ないがしろにされた気分になりました。

それがなぜなのか、考えてみました。

私は、
私の時間を軽く扱われたことで、
私自身が軽く扱われたような気持ちに
なったのかもしれません。



時間は、私たちにとって
何にも代えがたい貴重なものです。

人生の持ち時間=命
ですから。


私たちは、
時間をただの時間として
捉えているところがあります。

でも、
時間は共有しているものではありません。

あなたにはあなたの、
相手には、相手の時間があります。

それぞれが違った時間(限りある時間)を
生きていることを
私たちは、忘れてはいけないのかもしれません。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?