仕事の任せ方
任せる技術は獲得可能な技術。誰しも任せることは下手なもの、だからこそみんなが磨いていかないといけないスキル。
◆任せられない4つの根本理由
任せられる部下がいない
「能力、意識、責任感、やる気がない」
→上司のとらわれが原因。とらわれをいかに外すか。
動機付けが下手
「仕事の意味・価値、面白さ、主体性」
任せ方が下手
「段取り、手順、教え方、伝え方」
→段取り8部といわれるくらい段取りが重要。段取りの仕方をうまく教えられていない。
フォローが下手
「進捗チェック、責任の取り方」
→任せた後丸投げになっている。
◆任せられる部下がいない
能力が低すぎる
上司側の能力を伸ばす技術が足りないだけ。
意識が低すぎる、やる気がなさすぎる、、責任感がなさすぎる
改善すべきはマインドではなく行動。
◆仕事の動機づけ
仕事の振り方が上手い人は1人称で依頼している。
1人称 自分のため
自分が成長したい、褒められたい
2人称 あなたのため
家族、仲間、お客様によくなってほしい
3人称 世の中のため
世の中、社会がよくなってほしい
◆仕事の任せ方
タスクブレイクダウン
仕事にとりかかる前に段取りを書き出しているか、書き出した段取りの見直しをしているか。
よーいどん法
同じ業務のタスクを上司と部下で洗い出してみる。出来上がったらお互いに見せ合って、お互いのいいところを組み合わせる。最後に部下に「どう?できそう?」と聞いてみる。タスクブレイクダウンができるようになると、仕事を丸投げできるようになる。あれやった?これやった?と聞かなくて済む。
納期3分割法
あらかじめ納期を3回設定する。3回の納期のゴールイメージを共有する。
1回目はラフ案
2回目は荒い完成予定案
3回目はミス・モレのない完成品
使うべき時間を共有する。80%の完成度でいいから時間を決めて、時間がきたら一度見せてもらう。
◆3つの責任
遂行責任
結果が出るまでフォローする。違うやり方を考えて、一緒に取り組む。
説明責任
何が起こった時は、上層部に事情を説明して理解を得る。
賠償責任
失敗が起こった時の責任を取る。損失の穴埋めを別の方法で行う。
◆褒める力
褒められない理由
照れくさいという抵抗感と、褒めるレベルじゃないという勘違い。これらは褒める目的を履き違えているだけ。褒める目的は、部下の良い行動を習慣化すること。iメッセージ、ストレッチゴールでうまく褒めること。