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どれだけ自分を信じれるかとそれを超えてくる写真のあいだで


写真はつくづく一期一会で刹那だな、と思った。

今日はポートレイトの撮影。
事前に予定していた場所は使えず、急遽の変更。

日没までは、後10分。

西の空は、マゼンタの空。今日曇りだったのに。

急遽プランを変更することでのリスクは絶対あって、
それに対応する被写体やスタッフの動き、
10分しかない中で誰かが躊躇すればタイムリミット。

結果でしか見られない写真の世界で、
いつどのタイミングで腹をくくるかが写真そのものなんだ、と。

こちらの事情なんて、見る人には関係がなく、
それがいかした写真なら感動し、
そこで失敗すれば一生の傷となる。

失敗を失敗と見せないこともテクニックだけど、
常に成功と失敗のギリギリのラインをツナ渡ることで自分が一番写真に感動したいんだなと思った。

リスクを考えたら躊躇しかないけど、
その先の見たことない景色を一番自分が見たいんだなと今日思った。

初めて降り立った板橋区の西の空は美しかった。


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